秋も深まり、各地の紅葉も盛りを迎えています。
ドライブで郊外へ足をのばせば、様々な美しいスポットに出会える季節です。
今回は、「床もみじ」が有名な群馬県桐生市の「宝徳寺」の様子を紹介します。
宝徳寺(群馬県桐生市)
関東平野の北の端、群馬県桐生市の市街地からさらに北へ谷を分け入ったところに、臨済宗の寺院「宝徳寺」があります。
室町時代創建の禅寺ですが、今は季節ごとに行われる「床もみじ」で知られるお寺です。
「床もみじ」とは、お堂の床に漆塗りの板を敷き詰め、黒く艶やかな床面がまるで水面のように庭のもみじを映し出すことから呼ばれるようになった景色です。
「床もみじ」は常時観られるわけではなく、年に数回、四季折々の景色を映し出すイベントとして公開されています。
葉が赤く色づいた秋の公開は最も人気の高い期間で、多くの拝観者が訪れます。2023年秋の床もみじ公開は、以下の期間で行われます。
2023秋の床もみじ特別公開
期間:10月20日(金)~11月30日(木)
拝観受付時間:9:00~16:00 (閉門16:30)
拝観料:10月大人800円 11月大人1,200円
高校生以下無料
駐車場:無料
また、11月11日(土)からは、夜のライトアップ拝観も行われます。
ライトアップ拝観
開催日:11月11日(土)~11月28日(火) 拝観受付時間:17:00~20:00(閉門20:30)
拝観料: 大人1,200円
高校生以下無料
駐車場:無料
※予約制ではありません。
駐車場
駐車場は、宝徳寺入口の近くに2つありますが、それほど広くはないので駐められないことがあると思われます。しかし混雑時には臨時駐車場からシャトルバス(無料) が運行されるので、交通係の人に聞いてみてください。
また、11月11日(土)以降は第一駐車場、第二駐車場の利用は全面的に不可となり、一般車はシャトル駐車場を利用することになります。(夜のライトアップでは第一、第二とも利用可能です)
本堂へ
訪れたのは11月初旬の休日。ほのかに色づき始めていますが、本格的な紅葉にはまだ少し早い時期でした。
まずは「床もみじ」が公開されている本堂へ向かいます。
本堂の前には「枯山水」が広がっていました。
床もみじ
本堂に入ると、床には一面に光り輝く漆塗りの板が敷かれています。
堂内から見ると、庭の木々が水面に映し出されるかのように、漆の床面に反射しています。
訪れた皆さんはこの景色を撮ろうと、座り込んでカメラやスマホを床面に近づけて撮影していました。
どこを撮っても絵になるので、誰でも映える写真が撮れると思います。
本堂を後にし、外を歩いてみます。
地蔵のこみち
本堂の外側には「地蔵のこみち」という散歩道がありました。
あちらこちらに、かわいらしいお地蔵様が佇んでいます。
色鮮やかな傘の飾りが美しかったです。
こんな所にもお地蔵様が・・・。
寺務所では、カラフルな様々な御朱印が用意されていました。
御朱印は、特別拝観の時期は書き置きのみの対応とのことなので、列に並ぶことなく授かることができそうです。
床もみじの拝観は朝9時からなので、午前中の早い時間の方が、比較的空いていてゆっくり見られると思います。
ひもかわうどん
床もみじを見終えた後、お昼時が近づいていたので、桐生名物「ひもかわうどん」を味わおうと、近くにあった「亀六」というそば店を訪ねてみました。
お客さんは地元の方と思われる人が多く、座席は今もコロナ対策の衝立で仕切られていました。
幅広で長~い「ひもかわうどん」。味は普通のうどんと特に変わりはないですが、おもしろい食感で麺好きにはおすすめです。
※掲載された時間、料金等の情報は、すべて2023年11月時点のものです。