岐阜を訪れた際、周辺のご当地グルメを試してみようと思い、いくつかの店を訪ねてみました。
名古屋発祥のものや、他の地域ではなかなかお目にかかれないものもあるので、情報をまとめておきたいと思います。
今回は、名古屋周辺のB級グルメについてです。
味仙
「台湾ラーメン」と言えば、今は全国どこでも食べることができる有名なメニューになっていますが、その発祥は名古屋の「味仙」だと言われています。
中京圏を訪れたので、今回初めて「味仙」を訪ねてみました。
味仙はたくさんの支店があり、それぞれに味が違うと言われていますが、今回訪れたのは、最も郊外にあると思われる豊田店です。
休日だったので、本店などの有名な行列店は避け、こちらを訪ねてみました。
台湾ラーメン ニンニクチャーハン
愛知環状鉄道の新豊田駅前にある店舗には駐車場はありませんが、すぐ目の前に「新豊田駅西駐車場」があります。(30分150円)
土曜日の夜、午後6時半頃に訪れると、休日ということもあり、食事を共にする老若男女で賑わっていました。
店内はすでに満席に近いですが、カウンターはまだ空いていました。
今回注文したのは、どちらも有名なこの店の看板メニュー「台湾ラーメン」と「ニンニクチャーハン」です。
どちらもやや小ぶりなので、一度に頼んでも抵抗なく食べきれると思います。
台湾ラーメンは、ラー油の効いた辛いスープの上にたっぷりの肉味噌とネギが載る、「これぞ台湾ラーメン」といった出で立ちです。
麺は中太の白い縮れ麺で、辛いスープによく合います。
ニンニクチャーハンには、白い刻みニンニクがたくさん入っていて、食べるとシャキっとした食感とともに、口の中にニンニクの風味が広がります。食後の匂いを考えると、休日しか食べられないメニューかもしれません。
どちらも大変美味しく、発祥の店であると共に今も変わらぬ人気メニューであることに納得でした。
岐阜タンメン
テレビでも取り上げられ、話題の「岐阜タンメン」。
岐阜タンメンとはいかなるラーメンか・・、一般的なタンメンとどう違うのか・・。岐阜以外では見かけることがないので、一度試してみたいと思っていました。
行列店のようですが、深夜まで営業している店なので、岐阜に滞在するのであればハードルはかなり低いと思われます。
今回は各務原店を訪れました。
午後10時過ぎという時間にもかかわらず、待ちの行列ができていて人気であることがうかがえます。お客さんは若い人が多い感じでした。
岐阜タンメン
しばらく待って空いたカウンターに着き、「岐阜タンメン」を野菜増量の2辛で注文しました。お好みでトッピングや辛みを加えて食べるのがよいみたいでした。
水はセルフです。卓上には一人ずつ個別に「もやし」(味はなし)が配置されていて、小皿に取ってつまみながら待ちます。
10分ほどで配膳された「岐阜タンメン」は、塩ベースのスープに炒めた肉や野菜が載り、いわゆるタンメンの面影はあります。
しかしスープはニンニクが香るパンチの効いたもので、普通のタンメンとはほぼ別物といった感じです。
麺も博多ラーメンを思い出させるストレートの細麺で、替玉もありました。
麺の量は少なめなので、替玉もしてみました。
いろんな要素を取り混ぜつつ、旨味が濃い食べやすい一杯になっていて、なかなか美味しいラーメンだと思いました。人気があるのも納得です。
似たようなラーメンは各地にいろいろあると思いますが、今のところ「岐阜タンメン」は他の地方では食べられないので、岐阜を訪れたなら味わってみるのもおすすめです。
パスタ・デ・ココ
名古屋名物のパスタと言えば「あんかけスパゲティ」ですが、ココイチが手がけるパスタ専門店「パスタ・デ・ココ」は名古屋周辺にいくつもの店舗があり、立ち寄り易い店で、以前にも何回か利用しています。
支店が各務原にもあったので、立ち寄ってみました。
鉄板ナポリタン
ご当地グルメを試すということで言えば、あんかけスパの「ミラカン」あたりを注文するのがよかったのかもしれませんが、この時はそんなことも忘れて、気分で何となく「鉄板ナポリタン」を注文していました。
ヤサイサラダとドリンクが付くセットで注文しました。
辛いものが食べたい気分だったので、普通の鉄板ナポリタンではなく「旨辛ナポリタン」です。
麺の量は普通で約300gあり、十分なボリュームです。
訪れている方々の年齢層は比較的高く、以前から親しまれてきた地域の味なのだと思いました。
名古屋周辺にはまだまだ様々なB級グルメがありますが、今回の3つはどれもお腹にもお財布にも納得の内容でした。
今回は比較的立ち寄りやすい店だったので、旅の途中でゆっくりと地域の味を楽しむことができました。