以前、新潟を旅した際に、新潟駅にある「ぽんしゅ館」で利き酒をしてみました。
普段はドライブ旅が多いので、旅の途中で飲酒の機会は多くはないのですが、列車利用や宿泊を伴う場合には、こうした駅にある施設で地域の地酒を気軽に味わうことができるのは魅力です。
今回は、長野駅にある「発酵バー醸」を訪ねてみました。
駅で飲む
食に関してこだわりがある方ではないので、車中泊などをしながらのドライブ旅をしていると基本的に酒を飲むことはあまりなく、ホテルに宿泊する際などごく限られた時だけです。
車中泊では、いつ車を動かさなければならない状況になるかわからないので、基本的に飲酒はしません。
しかし近頃は、列車での旅になると、地酒をちょっと味わってみようかと思うことも多くなりました。
日本酒が好きというほどではなく、詳しいというわけでもないので、「ちょっと利き酒で試してみる」くらいが丁度いいのかもしれません。
全国の駅にこうした利き酒のできる施設がどのくらいあるのかは分かりませんが、各地に情報があるので、けっこう増えているという印象があります。
駅は地域の観光振興の拠点でもあるので、地域の食の魅力を発信する施設として、駅に設置されることが増えているのだと思います。
今回は、こちらも日本酒の産地として名高い信州「長野駅」に、地酒の利き酒ができる施設があると知り訪ねてみました。
発酵バー醸
長野駅ビル「MIDORI」の2階、「信州くらうど」というお土産店が並ぶフロアの真ん中に「発酵バー醸(かもす)」がありました。
長野の発酵食品の文化を発信する窓口として、日本酒だけではなく、様々な商品が提供されていました。
酒類の受付の反対側には、甘酒やソフトクリームなどの提供口があり、バーと名がついていますが、酒類に限らず発酵に関わる様々な食品が販売されています。
酒類も日本酒を中心にビールやワインもあり、いろいろな酒が味わえるラインナップです。
日本酒利き酒セット
クラフトビールやワインも魅力的ですが、今回は「日本酒利き酒セット」(800円)を注文してみました。
メニュー表の9種類の中から3種類の酒を選ぶと、グラスに注いで提供されます。
お通しには、ふき味噌とチーズ&醤油豆が付いていました。
辛口、甘口、濁り酒など様々な酒が揃えられていますが、ほぼ分からないので適当に選んでみます。
バーの周辺には、立ち飲みスタンドの他にイスやテーブルのある休憩スペースもあり、空いていたので腰掛けてゆっくり味わうことができました。
よく冷えた冷酒の味わいが、暑かった夏の日の夜に、のどを潤してくれます。
この後、飲みに出かけたので、こちらではこの利き酒を試しただけでしたが、手軽でリーズナブルに地酒を楽しめる場所だと思います。
ただラストオーダーが19:30と早目なので、昼飲みか、飲みに行く前にちょっとだけ味わう、という感じになるかと思います。
バーの周辺には様々な土産物店が並び、お酒のコーナーも充実していました。
利き酒をしてみて、気に入った酒をお土産にどうぞ、という感じでした。
こういう場所があると列車の待ち時間などに手軽に利用できますし、立ち寄りやすい雰囲気のよいスペースだと思いました。お酒好きにはおすすめです。