旬のフルーツを味わう夏の山梨ドライブの際に、有名な景勝地である「昇仙峡」を訪ねてみました。
花崗岩の岩峰が聳えるその景観は特別名勝にも指定されており、観る者を圧倒する大迫力です。
今回は、昇仙峡の岩峰連なる渓谷の道を辿ってみました。
昇仙峡とは

江戸時代末期に、甲府と北部山間地を結ぶ「御岳新道」が開かれたことにより、その景観が知られるようになった「昇仙峡」。
国の「特別名勝」にも指定されており、その名は明治・大正の時代から全国に知られていました。
渓谷の奥には、金峰山をご神体とする「金櫻神社」がある信仰の地であり、また「水晶」の産地としても知られています。
昇仙峡ロープウェイ

まずは「昇仙峡グリーンライン」を走り、「水晶街道」と言われる昇仙峡観光の中心地を目指します。
途中にある「グリーンライン県営無料駐車場」に立ち寄り、渓谷の様子を見てみました。
駐車場からは、対岸に「羅漢寺山」や「覚円峰」の白い岩峰が見えています。

グリーンラインを進んでいくと、川の対岸に街並みが見えてきます。
このお土産店や飲食店が並ぶ通りが「水晶街道」で、ロープウェイ乗り場は水晶街道の真ん中あたりにあります。

乗り場の向かい側には30台ほどとめられる無料駐車場があり、満車の場合でも150mほど離れた所にも無料駐車場があります。

ロープウェイは、麓の「仙娥滝駅」と山頂の「パノラマ台駅」の間を結んでいて、料金は大人往復1500円、小学生以下の子どもは半額です。

ロープウェイは20分間隔で運行されていて、山頂の「パノラマ台駅」までの乗車時間は約5分です。

ロープウェイに乗り込み、山頂駅へ向かいます。




パノラマ台駅を出た所は広いテラスで、休憩できるスペースや、一年後に届くという「約束の手紙」のポストもありました。


右側には和合権現や八雲神社があり、左へ進むと富士山方面の展望が広がる「浮富士広場」があります。


浮富士広場から下っていくと、展望台や羅漢寺山方面への登山道が続いています。


ここから展望台までは5分ほど、さらに羅漢寺山(弥三郎岳)までは20分ほどです。
羅漢寺山

ロープウェイの終点から羅漢寺山までの間は登山道が整備されていて、手軽にミニ登山が楽しめます。多くの観光客が訪れていました。



登山道からは、木々の間から周囲の山々を見渡すことができますが、この日は山に雲がかかっていて、富士山や南アルプスなどの山頂の姿を観ることはできませんでした。

松に覆われた、花崗岩の白い道を登って行きます。

歩くこと5分ほどで「展望台」に到着します。

天気がよければ、南アルプスの峰々を広く見渡すことができるビューポイントです。

さらに、「羅漢寺山」への道を進んでいきます。


周囲も、木々の間から白い岩が覗く岩峰群です。


最後の登りは、大きな岩の上を辿っていきます。



山頂は大きな岩の上で、周囲の山々が広く見渡せる絶景スポットです。

パノラマ台駅に戻り、反対方面にも行ってみました。




神社や富士山遥拝所、福を呼ぶ鐘などがすぐ近くに点在していて、こちらも手軽に見て回ることができます。

ロープウェイで麓に下った後、水晶街道に並ぶ水晶工房・販売店を覗いてみました。

美しく磨かれた水晶玉などが並んでいます。大きさも様々でお値段も様々。水晶の研磨体験もできるようでした。
ロープウェイを利用することで、展望の開ける岩山のミニハイキングを手軽に楽しむことができました。
渓谷の道
今回の目的地は、「昇仙峡ロープウェイと羅漢寺山」周辺だったので、昇仙峡の醍醐味である「渓谷の遊歩道」を歩くことはできなかったのですが、車で行ける範囲の渓谷の様子も紹介しておきます。

昇仙峡を谷に沿って遡る道からも、様々な岩山の景観が見られます。
こちらへ行く場合は、県道104号線沿いの千代田小学校を過ぎたら、「昇仙峡」と表示された二股の分岐で、「渓谷入口・長潭橋」と表示された左方向へ進みます。
「長潭橋」の手前を右方向へ進み、川に沿って登って行く道が、もう一つの「昇仙峡ライン」です。
なお、この道は5月から10月の9:00~17:00は、平日しか走ることができません。
土・日・祝日の9:00~17:00までは歩行者専用の遊歩道となり、一般車両は通行止めになります。
また車の走れる日でも、走行は下流から上流への一方通行になるので注意してください。

沿道には、自然が織りなす様々な岩や石の姿が見られ、それらを紹介する掲示板も随所にあります。
これをゆっくり見て行くには、やはり徒歩の方がよさそうな道でした。


この渓谷は「平成百景」の全国第2位だそうで、かつては(今も)大変有名な景勝地であったようです。

紹介しきれませんが、ここでは様々な奇岩を眺めることができます。
関連情報

「昇仙峡」は、奇岩の連なる渓谷美を眺めるとともに、ロープウェイを利用して岩山に登ったり、渓谷に沿って歩くハイキングができたり、美しい水晶を鑑賞し手に入れることもできる、様々に楽しめるスポットでした。
「羅漢寺山(弥三郎岳)」も本格的な登山ではないので、気軽な観光として訪れることができるのですが、山頂付近は周囲が切れ落ちた花崗岩の岩の上を歩いて行くので、スニーカーなどの靴底のフリクションが効く靴が必要になります。
車で回るだけでも十分に楽しめるスポットですが、渓谷の歩道を歩くハイキングを組み込むと、より楽しめると思います。昇仙峡のホームページで、モデルコースが紹介されています。
首都圏からも近く、四季折々に、手軽に自然散策を楽しめるスポットでした。

