【善光寺】駐車場穴場情報と表参道散策ガイド

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【善光寺】駐車場穴場情報と表参道散策ガイド

長野は「善光寺の門前町」として発展した街です。ここを訪れたなら、善光寺の参拝だけでなく、周辺の散策をして、門前町の風情も楽しむように計画したいものです。

今回は、観光地へのドライブだと避けて通れない駐車場確保のための穴場情報と、善光寺表参道の散策などの周辺の様子を紹介します。

駐車場探しと合わせて、散策コースの計画に役立つ情報をお知らせします。   

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善光寺とは

まずは善光寺の紹介から・・

古来「牛に引かれて善光寺」と言われたように、多くの人々の信仰を集めてきた善光寺。ご本尊は大陸からの渡来仏と伝えられる「秘仏」で見た人はいないのですが、その姿を写した「前立本尊」が七年に一度の「ご開帳」で公開されます。

境内には、天台宗の「大勧進」と、浄土宗の「大本願」があり、交代でお勤めをされているというめずらしいお寺ですが、それゆえ宗派にこだわることなく、広く人々を受け入れ、老若男女の信仰を集めてきました。

「本堂」は江戸時代に造られた「国宝」で、山門、経蔵、鐘楼なども重要文化財に指定されています。仁王門には高村光雲(詩人高村光太郎の父)作の仁王像が立ち、周辺には宿坊が軒を連ねる一大仏教都市の様相を見せています。

善光寺への「表参道」は本堂からまっすぐ南に延びており、この門前を中心に発展した街が長野市になります。

この表参道(中央通り)沿いには様々な店舗もありますので、時間があればゆっくりと覗きながら、歩いてお参りしたいものです。お寺の周辺は見所もたくさんありますので、ドライブだけでなく、歩いて健康的に楽しみたいものです。

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車を駐める駐車場は?

善光寺周辺には駐車場がたくさんあるで、どこを選んでもよいのですが、参拝の過程も楽しむのなら、少し離れた所に駐めて表参道を歩いて本堂へ向かうルートがおすすめだと思います。

その方が、駐車場周辺の渋滞や混雑を避けることにもなります。

そしてこの「表参道」は、観光客にとってのメインルートになるので、お土産や食事の店もたくさんあり、それらを楽しみながら歩くことができます。

ちょっと離れた駐車場にスムースに駐車し、お店を覗きながら参拝し、気になった店で帰りにお土産を買う、というのがいいと思います。

駐車場があまりに近くだと、こうした楽しみは少なくなってしまいますので、時間と相談して決めたいところです。おすすめは、権堂や大門周辺から1kmほど歩くコースです。

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善光寺周辺の駐車場

善光寺周辺の駐車場

善光寺の駐車場は、周辺にたくさん整備されていますので、平日であればまず困ることないと思います。しかし、観光シーズンの休日など参拝客が集まる時期は、周辺が大渋滞になることもめずらしくありません。

スムースな観光のためには、事前の駐車場選びが大切です。

表参道である中央通り沿いでは、大きな所だと「表参道もんぜん駐車場」(本堂まで約600m)や、道を挟んでその北側にある「大門町パーキング」などがあるのですが、休日は満車の時が多く、駐めるのは難しいかもしれません。

善光寺表参道
大門交差点横の大門町パーキング(画面左側 右の建物は「さんやそう」)
善光寺表参道
中央通りから見た「表参道もんぜん駐車場」

とにかく近い方が良いなら

あまり歩きたくない方には、善光寺の西側や北側にも比較的広い駐車場があります。

本堂北側の善光寺第1~3駐車場は、善光寺周辺では一番広い駐車場ですが、休日は入場待ちの渋滞になることもあります。(こちらの駐車場は、善光寺へは裏側から入ることになります)

善光寺駐車場
第1駐車場(本堂北側)
善光寺駐車場
第3駐車場(本堂北側)
善光寺駐車場
第4駐車場(本堂西側)
善光寺駐車場
第5駐車場(本堂西側)

おみやげを買うのなら

善光寺の周辺には、基本的に無料の駐車場はありませんが、周辺のお土産屋さんを利用すると、参拝の間、無料で駐められるところが複数あります。

こうしたお土産屋さんは、善光寺本堂の西側に集まっているので、お土産を購入する予定があれば、初めからこちらのお土産屋さんの駐車場へ向かい、参拝の間駐めておくのもありだと思います。

実は無料の駐車場もある

実は無料の駐車場があることはあるのですが、これは長野市の動物園など城山公園周辺の施設を利用する人のための駐車場ですので、善光寺への観光客の方におすすめするというわけではありません。ご承知ください。

善光寺の東側に隣接して、「長野県立美術館」「東山魁夷美術館」などがありますが、その北側に広い芝生の城山公園があります。その北側に市営の無料駐車場があります。善光寺本堂から、公園内を通って5分ほどの距離です。

2階建ての立体駐車場でそれなりのキャパがありますが、休日にはいっぱいになっていることが多いので、ここに駐められるかは微妙なところです。

※ この駐車場は、2024年から有料化されました。駐車料金は20分100円です。

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混雑時の穴場はここ!

休日などの混んでいるときは、善光寺周辺の駐車場には渋滞ができています。

そこでもう一つの穴場の候補が、中央通りなどの幹線道路から少し入った所になりますが、権堂町周辺のパーキングを利用するという方法です。

「中央通り」と平行して南北に走る通り沿いには、多数のコインパーキングがあります。

「権堂」は長野を代表する夜の街なので、駐車場の利用は夜の方が多く、昼間は比較的空きがあります。

また駐車料金も昼間の方が安く、昼間の駐車料金は30分100円ほどで、7:00~19:00の間は最大で400円ほどと大変リーズナブルです。

距離も本堂まで1kmほどですし、時間があって周辺を歩くという方は、選択肢に入ると思います。(権堂周辺の道はやや狭いです)

権堂駐車場
権堂駐車場
権堂駐車場
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善光寺参りへ ~表参道を散策~

それでは、中央通りの「大門交差点」周辺から善光寺をめざしましょう。

交差点南東には「ぱてぃお大門」という、お土産の購入や食事のできる店舗が集まった商業施設があります。「かんてんぱぱショップ」の低カロリーで食物繊維たっぷりの食品や「小川の庄」のおやきなど、長野県産のお土産が購入できます。

ここは中央通りを挟んで向かいにある「表参道もんぜん駐車場」が提携駐車場ですが、無料サービス券は20分間分だけしかもらえませんので、長時間駐車する人は注意してください。

ぱてぃお大門

交差点北西にある大門町パーキングの北には、地域の産物や長野の郷土食「おやき」なども売られている「門前農館さんやそう」があります。いかにも地元感のあるお土産がほしい時は良いかも知れません。

門前農館さんやそう

緩い登り坂の表参道は、中央に車道があり、歩道は左右に分かれています。

「さんやそう」から表参道西側を登っていくと、すぐ隣が昔ながらの佇まいの「善光寺郵便局」。少し進むと栗菓子で有名な小布施の「竹風堂」があります。2階の喫茶コーナーでは、栗菓子や栗おこわなどがいただけます。

善光寺郵便局
善光寺郵便局
竹風堂
竹風堂

車道である中央通りは善光寺交差点で終わり、その先は歩行者のみが通れる参道になります。

善光寺交差点の角には、蕎麦の「大丸」があり、ガラス張りの窓から手打ち蕎麦を打っている様子が見られます。

善光寺周辺には蕎麦屋がたくさんありますが、どこもそれなりにクオリティの高い蕎麦がいただけますので、お好みの店を探してみてください。

かどの大丸
「かどの大丸」

中央通りから一本入った通りにも、蕎麦屋は何軒もあります。

善光寺交差点から西に100mほどの元屋、東に100mほど行って少し北へ登った北野家小菅亭など、観光客だけでなく地元の人も行く店なので、訪ね歩いてみるのもよいかもしれません。

善光寺表参道
表参道の様子

中央通り西側を紹介しましたが、東側にも魅力的なお店がたくさんあります。

先ほどの竹風堂の向かいには、「The Fujiya Gohonjin(藤屋御本陣)」があります。かつて善光寺宿場の本陣であった宿が、現在はレストランとして営業しています。

旅館時代の重厚な建物を利用したゆったりした店内でランチをいただけますが、結婚式場としても営業しているため、利用できない日がありますので、利用したい場合はあらかじめネットで確認しておきましょう。

藤屋御本陣
The Fujiya Gohonjin(藤屋御本陣)

さらにその隣は、善光寺土産の定番、七味唐辛子で有名な「八幡屋磯五郎」があります。老舗ですが、今はおしゃれな店舗に様変わりしています。

八幡屋磯五郎
八幡屋磯五郎
八幡屋磯五郎
店舗前のベンチも唐辛子の形です

そして善光寺交差点の角には、長野市のお隣、飯綱町にある「サンクゼール」ワイナリーの門前店、藤屋から少し下った所には同じ系列の「久世福商店」があり、ワインやジャムなどを購入することができます。

サンクゼール大門店
サンクゼールワイナリー門前店
久世福商店 善光寺
久世福商店
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仁王門から山門を通って本堂へ

善光寺交差点で車道が終わり、その先は歩行者のみの参道になります。

右側に宿坊が並び、左側には大本願がある石畳の道を進むと、視線の先には、どっしりと建つ「仁王門」が迫ってきます。

善光寺仁王門
仁王門
善光寺仁王門
仁王像
善光寺仲見世通り
仁王門から山門を望む
善光寺表参道
仁王門から参道を振り返る

その先は「仲見世通り」です。

両側に土産店や飲食店が並び、観光客で賑わっている場所ですが、まだコロナの影響で人影は少なめです。自粛期間中に、鬼無里の人気おやき店「いろは堂」の門前店もできたようです。

善光寺仲見世通り
善光寺仲見世通り
みそソフトクリームの「すや亀」
善光寺仲見世通り
店先の様子

仲見世通りを過ぎ、右に六地蔵、左に大勧進を見ながら「山門」(重要文化財)をくぐると、いよいよ善光寺の「本堂」(国宝)が目の前に迫ってきます。

善光寺
前回の御開帳の賑わい 本堂前の柱が回向柱

本堂内には下足のまま入ってお参りできますが、さらに奥にある畳敷きの「内陣」に入って参拝することもできます。ただし内陣には靴を脱いで上がり、参拝料が必要になります。(一般500円)

内陣で参拝すると、本堂の地下を通る「お戒壇巡り」をすることができます。

階段を降りていくと、全く光が入らない真っ暗闇の道になり、ここを進むとご本尊の真下にある「極楽の錠前」の所へ行くことができます。

この錠前に触れることでご本尊とつながることができる、と言われるものですが、本当に真っ暗で何も見えないので、気をつけていないと通り過ぎてしまいます。

出典:善光寺ホームページ

その他にも、本堂周辺には「経蔵」や「鐘楼」(ともに重要文化財)、さらに北には塔の形の資料館などもあります。

出典:善光寺ホームページ
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帰路は別の道を通って

帰路は、表参道から脇に入った道を通るのもよいと思います。

表参道の東西には、平行して南北に通る道が何本もあり、こうした通りには「宿坊」が並び、門前町らしい風情が味わえます。

善光寺宿坊
仲見世通り西側の通り
善光寺宿坊
宿坊が軒を連ねる
善光寺宿坊
仲見世通り東側にも宿坊が並ぶ
善光寺宿坊
遠方の山の中腹に見えるのは運上殿
善光寺釈迦堂
仲見世通りから望む釈迦堂(重要文化祭)

仲見世通りの左右は、主に「宿坊」が連なっている通りで、さらに南に下ると、古い町屋をリノベーションしたレストランやショップがあちこちに点在していて、それらを探し歩いてみるのもよいかもしれません。

藤田九衛門商店
上の写真の通りからさらに1本東側の通りにある鯉焼き「垂水」の藤田九衛門商店
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時間がない場合は北参道から

今回は時間に余裕がある場合の、表参道からのコースの紹介でしたが、時間のない方には、北側からの参拝がおすすめです。

善光寺北参道
カラスが羽を休める北参道入り口から本堂を望む

北側から入る「北参道」は、善光寺第1~3駐車場から直接本堂裏の敷地に入るため、店舗などは全くありませんが、駐車場からは5分ほどで本堂に着きます。時間的には早く参拝ができるルートです。

北側の駐車場は収容台数が多いので、善光寺周辺では比較的とめやすい駐車場でもあります。時間と相談しながら散策を楽しみましょう。