新潟県妙高市と長野県小谷村を結ぶ「林道妙高小谷線」。2020年の全線開通は8月28日(金)とのことでしたので、9月初旬に走りに行ってみました。
以前行ったのはもう記憶が定かでないくらい昔のことなので、この道もかなり様変わりしていると思うのですが、比較することができません。
ただ、新潟県側から峠のトンネルをぬけると北アルプスの山々が目の前に広がる、ということだけは覚えていたので、それを楽しみに新潟県側から走りました。
今回は新潟県笹ヶ峰をスタートし、長野県小谷村の小谷温泉までの様子を紹介します。(2020年9月初旬の記録です)
妙高山麓 笹ヶ峰へ
まず、出発地の「笹ヶ峰キャンプ場」を目指します。

「妙高高原IC」から、標識に従い「笹ヶ峰」方面に向けて登っていきます。

「杉野原」で道が分かれますが、「笹ヶ峰高原」方向へ進みます。

名前の通り、しばらく杉林の中を進みます。


林をぬけて視界が開けると、「妙高杉ノ原スキー場」の中を走る道になります。眼下には野尻湖や斑尾山が見えています。


スキー場の中を折り返しながら登っていくと、再び樹林の中の道になります。高原らしい気持ちの良い道です。



笹ヶ峰までの道は、ランナーが練習で走ることが多く、この日も伴走車とともに走るランナーを追い越しました。








笹ヶ峰牧場に沿って進んでいくと、「火打山・妙高山登山口」の駐車場があらわれます。
きれいに整備され、登山情報や自販機が置かれた小屋が登山口に建っています。
この日の駐車場はほぼ満車で、30台ほどの車が駐車していました。ほとんど県外ナンバーでした。


火打山・妙高山登山口のすぐ先に、「笹ヶ峰キャンプ場」の入口があります。こちらの売店はシャッターが下りていて営業状況はわかりませんが、自販機やトイレがあります。林道に入る前の最後の補給地になります。
乙見山峠を目指す





キャンプ場を出発するとしばらくは舗装路ですが、すぐにダートになります。しかしよく整備されており、走りやすい道です。道は乙見湖を回り込むように、真川に沿ってさかのぼっていきます。



ヒコサの滝方面への分岐が見えると、すぐに「杉野沢橋」に出ます。ここを渡り、今度は真川の右岸を乙見湖方面へ戻っていきます。このあたりまでは工事や森林管理の方などもけっこう入っています。






やがて道は大きく右へ曲がり、湖を離れて県境方面へ向かいます。しばらく平坦な林の中の道が続きます。

二股の分岐点があらわれると、「林道妙高小谷線起点」の標識が立っています。ここから峠越えの道が始まります。
林道妙高小谷線


驚いたことに、このあたりはしばらく舗装路になっています。かなりの山奥ですが、ここをわざわざ舗装にする意図は何なのでしょうか。


舗装部分が終わると、いよいよ道は斜面に沿った山道になり、折り返しながら高度を上げていきます。展望はほとんどありませんが、途中に乙見湖方面を見渡す場所がありました。



崖沿いの道になると、峠が近づいています。崖が終わって平坦になると、やがてトンネルの入口前に出ます。



乙見山峠


長野県側に出ました。「長野県」の標識は半分草に埋もれていました。


峠からは、大渚山の向こうに、遠く北アルプスの白馬岳から続く稜線が見えていました。
余談ですが、トンネルをぬけるとアルプスが・・という同じような光景が見られる場所がもう一つあります。ここから少し南になりますが、長野市鬼無里から白馬村へぬける国道406号線の「白沢洞門」からも同じような景色が見られます。
こちらの方がアルプスが近く、目の前の山も標高が高く迫力があります。こちらは一般道ですので、気楽に訪れることができます。

小谷温泉へ










松尾川に向けて斜面を下っていきます。工事後間もない感じで、よくならされており、土埃が舞いますが走りはとても安定しています。普通車で十分走行できる道です。



松尾川の橋付近まで来ると、道は舗装路になり、林道とは言え快適な道です。
途中に、天狗原山、金山方面への登山口がありますが、道路脇の駐車スペースはほぼいっぱいで、こちらもそれなりに登山者が入っているようです。



雨飾山が目の前に聳え、谷の対岸に雨飾荘が見えてくると、まもなく林道の終点です。



「雨飾荘」前のT字路に出て、林道は終点になります。
上の写真の右下にある白い看板の横に「林道妙高小谷線終点」の標識が立っています。



雨飾荘のすぐ下に、誰でも利用できる「雨飾高原露天風呂」があります。入浴料はありませんが、利用には協力金を求めています。しっかり男女別になっています。


さらに少し下ると、小谷温泉の「山田旅館」があります。鄙びた温泉宿の風情が残る一軒宿です。
道路状況
9月初めの平日、晴れて暑い日の午前中の走行でした。
道はよく整備されており、好天が続いていたせいでよく乾いていて、ぬかるみなどもごく一部でした。整備が済んで開通した直後であったことも幸いしたかも知れません。台風の後などは様子が一変することもあり得るので、林道については事前の調査が必要です。
乙見山峠までの新潟県側は、前半はほぼ平坦な砂利および土の道で、後半は硬い岩の上の道になります(一部舗装あり)。峠の近くへ行くまで、落石等の危険箇所はほぼありません。
峠からの長野県側は、道路工事が終わったばかりのようで、整備された土の道が続いていました。麓に近づく後半は舗装道路になります。
私は四輪駆動のSUV車で走りましたが、林道部分を走っている間にすれ違ったのは、二輪車3台のみで、四輪には出会いませんでした。
タイヤ痕などから、四輪もそれなりに走っていることは窺えましたし、今回のような道路の状態なら普通車でも走れると思います。(舗装部分がけっこうあって驚いたくらいです)しかし林道はその時によって状況が大きく変わるので、四輪駆動が必須と考えた方が良いでしょう。
「笹ヶ峰キャンプ場」から「雨飾荘」までの林道部分の距離は、ほぼ20kmです。
「林道妙高小谷線」に関する最新の情報は、以下のリンクから確認してからお出かけください。

