先日のソロ焚き火の記事の時は、必要最小限の用具での実践例だったため、青空の下で行いました。
しかしタープもテントもなく、ただ焚き火台があるだけだと何となく心許ない感じがしてしまい、昼間のソロ活動でも居場所になるものがほしいと感じていました。
そこで今回は、ホームセンターのコメリが簡単に設置できる「ワンタッチテント」を発売しているので、その使用感を試してみることにしました。
コメリのワンタッチテント
今回このテントを選んだ理由は2つあり、ひとつは「ワンタッチ式」であること、もうひとつは「キャノピー付き」であることでした。
ソロで活動する時、宿泊のような滞在時間が長く、準備の時間も十分にある場面と違い、焚き火の際のちょっとした居場所といった目的で屋根のあるものをつくる場合、「ひとりで簡単に設置できる」ことは大きなメリットです。
また、キャノピーが付いていると、日差しを遮るなどの実用的な効果だけでなく、「居場所として落ち着く」という点も魅力です。
そんな時に見かけたこのテントは、「簡単にちょっとだけ」テントを使いたい時に適しているように感じました。
タープもソロテントも持っていますが、一人でタープを張るのは面倒ですし、ツーリングドームはキャノピーがないので、デイキャンプのお供にはちょっと物足りない感じがします。
大きさも重量もバイクツーリングや登山に使うサイズではないので、もっぱら車載専用になると思いますが、そう割り切ればそれなりに使えると思います。
価格も6980円と安価なので、低予算ソロ活動のお供に加えてもよいかと思い、入手してみました。
クイックアップキャノピー付ソロテント

入手方法は通販でも購入できますが、コメリは全国展開しているホームセンターなので、近くの店舗に行って購入しました。
最近はホームセンターもアウトドア用品を揃えているようなので、その他の製品を見る目的もありましたが、実際に店舗を見てみると自社オリジナル製品にも力を入れているようでした。
今回購入したのはこちらのテントです。

正式な名称は「ナチュラルシーズン」というコメリのオリジナルブランドの製品で、「クイックアップ キャノピー付 ソロテント」という名で販売されていました。
同じシリーズで3~4人用のものが9980円で販売されていましたが、今回はソロが前提なので1~2人用のレポートです。
仕様
サイズ(約) / 間口×奥行き×高さ
本 体 :204×167×110(cm)
インナー:200×120×95(cm)
定員:1~2名
フライ耐水圧(屋根) 1500mm
フロア耐水圧(床面) 2000mm
キャリーバック付き
箱の外寸は約18×18×70cmで、収納袋の大きさもほぼ同じくらいです。

袋の中には、テント本体、フライシート、キャノピー用ボール、ペグ・紐が入っています。本体用のポールがないのが他のテントとの大きな違いといった感じです。

組み立ては簡単なのか

テントを設営してみて思ったのは、「折りたたみ傘みたいだな」ということです。
テント生地と一緒に折り畳んであるポールを広げて中心を持ち上げ、カチャッと固定する動作が、少し傘に似ていると思ったからです。
それくらい設営は簡単でした。


まずテント本体を地面に置きポールを四方へ広げていきます。ポールは3つに折られていて、つなぎ目を開いて広げるだけです。
テント本体もポールにフックでかけてあるので、一緒に広げます。このフックはポールから外すこともできます。
ポールの中央部分を持って上に引き上げると、テント生地が広がりドームの型ができますが、まだ安定しません。
最後に上部の結合部分の下にある部品を押し下げると、傘を開く動作と同じようにポールが押し広げられ、カチッと音がしてポールが固定されます。これで本体が完成です。


説明書を読みながらだったので数分かかりましたが、実際の動作にかかった時間は1分もないくらいだったと思います。
本体の組み立てはとても簡単でした。
テントのつくり

ポール&テント生地
ポールの継ぎ目はブラスチックの部品ですが、折り畳んだポールを広げるとしっかりと固定されてガタつきはなく、「しなり」に対しても一本のポールとしての強度がありました。
今後使い続けた場合、このポールのつなぎ目の強度がどうなのかということが最も問題になると思うのですが、現状ではしっかりしていて長持ちしそうな印象です。
テントの生地は他社のツーリングドームと同様な生地でしっかりしていますが、接地部分については多くの製品より耐水圧が高めの生地(耐水圧2000mm)が用いられているようでした。
重量については、構造的に他のソロドーム並みの軽量化は諦めざるを得ないため、多少重くなっても、底部に耐水圧の高い丈夫な生地を使用したのかもしれません。
これまでのキャンプ経験から、個人的には、接地面の耐水圧が高いというのはけっこうありがたいことだと思っています。

テント本体は、入口部分と背面の上半分がメッシュになっているので、通気性は良さそうです。
しかしメッシュ部分をメッシュではない生地が覆うような二重構造にはなっていません。
フライシート&キャノピー

フライシートの耐水圧は1500mmで、多くのメーカーで用いられているものと同様の性能です。
フライを張ると、入口部分に荷物を置けるスペースができますが、これはそれほど広くはありません。

そして、このフライシートの特徴は、入口部分がキャノピーになることです。
専用のポールは3分割されたもので、ゴムは付いていませんが、結合部分が簡単に外れないように固定される構造のものが付属しています。


キャノピーの高さはテントとほぼ同じで、1mちょっとです。
ソロドームでこの仕様はあまりなかったように思うのですが、キャノピーがあるだけで居住性はかなり高まった感じがして、なかなかよい感じです。
居住性&通気性

広さは、ちょっと手狭ですが2人で寝ることも可能です。しかしこのテントは、やはりソロで使うのがいいと思います。
重量や大きさは他の軽量なテントにかないませんが、ワンタッチであることは、一人遊びでの手軽な使用の際に生きてくるように感じます。
内部は特別なことはありませんが、小物が収納できるポケットや灯りを吊すフックなどが付いています。

また、フライシートは背面に「ベンチレーター」が付いているので、テント全体としても通気性は良さそうで、蒸れや地面からの湿気にも対応してくれそうです。春から秋にかけては快適に使用できると思います。
しかしメッシュ部分は二重構造ではなく、このメッシュ面を覆うことはできないので、通気性がよい反面、寒い季節の使用は厳しいかもしれません。
収納は簡単なのか

収納は基本的には設営の逆の動作を行います。
ポールを折り畳む時は、そのままでは折ろうとしても動かないので、接続部分を少し引っ張りながら畳んでいきます。無理にやるとポールが折れてしまうので気をつけたいところです。


ポールと生地を一緒に折り畳んだ後は、傘と同じようにポールに沿って生地を巻き付け紐で縛ってまとめます。収納も大変簡単でした。
アウトドアの手軽な便利アイテム

今回使ってみて、一番の印象はとにかく設営が簡単だということです。
キャノピーを広げたり、そのためにフライシートもしっかりと張る必要がありましたが、その手間を入れても設営は短時間だったと思います。
フライシートの生地は火に強いというわけではないので、焚き火をする際には気をつける必要がありますが、ソロキャンプやお手軽デイキャンプのお供には、この手軽さはなかなか魅力的だと思いました。

