【大正池から河童橋へ】上高地夏の日帰りハイキングコース案内

【上高地】夏の池巡りトレッキングと2021冬の入山情報

上高地周辺には、普段出会うことのない圧倒的な山岳風景が広がっていますが、少し足を延ばして歩いてみると、さらに魅力ある風景に出会えます。

焼岳や穂高の峰々を仰ぎ見ながら、大正池、田代池、ウエストン碑などを巡っていくコースも、上高地らしい風景を満喫できる魅力的なルートだと思います。

今回は、上高地のハイキングコースの中でも人気の高い「大正池から河童橋」までの様子を紹介します。

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上高地が最も輝く季節

上高地は四季を通じて訪れたい山岳観光スポットですが、最初の訪問はやはり「夏」がよいと思います。

爽やかな高原の空気の中、緑に輝く木々の間から見上げる穂高の峰々の景観は、他では経験することのできない圧巻の眺めです。

上高地のバスターミナルまで交通機関で簡単に入ることができ、周辺には散策路やキャンプ場も整備されていますが、上高地らしさを満喫するには、むしろターミナルまで行く前の、大正池周辺から歩くのがおすすめだと思います。

そこで今回は、夏の上高地を訪れて、大正池・田代池などを巡り、河童橋までを巡るトレッキングコースの様子を紹介します。

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アプローチ

さわんど温泉公式サイトより

ご存じのように、上高地は環境保護のため四季を通じてマイカー規制が実施されており、自家用車で乗り入れることはできません。公共交通機関であるバス、タクシー、または徒歩でのみ入ることができます。

列車利用の場合、JR松本駅から「松本電鉄」で新島々駅まで行き、ここからバスに乗りかえます。(アルピコ交通)

自家用車の場合は、長野県側だと「沢渡」、岐阜県側だと「平湯」に大きな駐車場がありますので、こちらに駐車しバス(アルピコ交通、濃飛バス)かタクシーで行くのが一般的です。

ある程度人数がいる場合は、時間に制約のないタクシー利用が便利で、費用も人数で割ればバス代と大差ありません。

なお、今回歩いた遊歩道はきれいに整備された歩きやすい道ですので、山に登るような特別な靴や装備は必要ありません。みんな思い思いの服装で歩いていました。

さわんど温泉公式サイトより

「沢渡」に駐車する場合の駐車場、バス・タクシーの情報はこちらからどうぞ。

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大正池

国土地理院地理院地図より引用 地理院タイルに赤線を追記して掲載

沢渡の駐車場は24時間営業ですので、始発のバスに間に合うように早めに到着しましょう。上高地を訪れるなら、夏の朝がベストです。

バスは安房トンネルへ向かう坂道の手前を右折し、釜トンネルに入ります。ここを抜けると上高地です。

「大正池」バス停で下車します。バス停からすぐのところに公衆トイレがありますが、この先にはしばらくトイレはありません。

上高地線の車道から分かれている遊歩道を池の方へ下りていくと、大正池ホテルの裏を通って大正池のほとりに出ます。

ここは大正池の向こうに焼岳や穂高の峰々が見渡せる絶景スポットです。

朝6時過ぎ、焼岳はまだ霧に霞んでいました。

大正池のほとりには、シャッターチャンスを待つ人たちが集まっています。

足元に目をやると、かつての立枯れの木のなごりでしょうか、朽ちた根が頭を出しています。よく見ると、株の中から新たな木の芽が育ち始めていました。

朝日が昇るとみるみるうちに霧が晴れていきます。

穂高の峰々にも朝日が当たり始めました。

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田代池へ

湿原の中の遊歩道を、田代池に向かって歩き始めます。

道は木道や砂利道を織り交ぜながら、北へ向かって進んでいきます。

田代池周辺は湿原になっていて、木道の道が整備されています。

朝露に濡れる湿原にも、朝日が差し込んできました。

田代池の湖畔に到着です。大正池からゆっくり歩いて30分ほどです。

田代池は緑に囲まれた小さな池で、小川が穏やかに流れていきます。

再び林の中の道に戻り、北上していきます。

しばらく行くと梓川の左岸に出て、焼岳が間近に見えます。河原には水遊びをする家族連れの姿も見られます。

梓川に沿って進んでいくと、「田代橋」のたもとに出ます。田代池から田代橋までは30分ほどです。

田代橋を渡り、ここからは梓川の右岸を進みます。橋の上から「上高地温泉ホテル」「上高地ルミエスタホテル」が見えています。

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河童橋周辺

橋を渡ると、西穂高岳への登山口があります。ここを右に進めば、先ほど見えたホテルの前を通り過ぎ、「ウェストン碑」の前に出ます。

上高地を世に紹介した功労者であるウォルター・ウェストンを記念したこのレリーフの前で、毎年6月の第一日曜日に「ウェストン祭」が行われています。

さらに北へ進むとだんだんと建物が現れてきて、賑やかな「河童橋」のたもとに到着します。ウェストン碑からのんびり歩いて30分ほどです。

河童橋の上から穂高連峰を望みます。透き通った梓川の水が本当に美しい。

ここまで静かなハイキングでしたが、河童橋まで来るとさすがに観光客で賑わっていました。まだ9時前ですが、けっこうな人集りです。

お馴染みの風景が、本当に絵はがきのように広がっています。

河童橋から少し上流へ登ると、河原が開け子どもたちが水遊びをしていました。
すぐ近くには小梨平キャンプ場もあるので、こうした楽しみ方もありますね。

ここから明神池や徳沢方面への散策というのもありですが、今回はここまでです。

日中は、帰りの便が観光客で大変混み合いますので、早めの下山がおすすめです。

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おわりに

上高地を訪れるなら、最初はやはり「夏」がよいと思います。その魅力を存分に感じることができます。

現在は「徳本峠越え」のルートを歩くことはできませんが、「明神」や「徳沢」など、上高地の奥を方を巡ってみるのもおすすめです。いにしえの上高地を偲ぶことができると思います。