SNSでも「パリピ善光寺」などと紹介されて、話題になった善光寺のイルミネーション。
この催しも、今年が最後ということだったので、冬の夜の善光寺へ出かけてみました。
今回は、「善光寺表参道イルミネーション2022」の様子です。
今回が最後
毎年12月に行われていた、善光寺本堂を光と音のインスタレーションで彩る『善光寺表参道イルミネーション』は、5回目の今回をもって終了するとのことです。
期間は12月中の一週間だけなので、今はすでに終了していて見ることはできませんが、様子を紹介したいと思います。
毎年2月には「灯明まつり」という、夜間に善光寺がライトアップされるイベントがあるので、同じような雰囲気を楽しむことはできるのですが、プロジェクションマッピングを用いた派手な演出はこちらのイベントだけなので、最後にもう一度見てみたいと思いました。
善光寺本堂
境内に入っていくと、ちょうどプログラムの途中で、本堂に鶴の姿が映し出されていました。
5分ほどのプログラムが、3分の休憩をはさんで繰り返し行われているので、いつ行っても見ることができ、人もどんどん入れ替わっていくので、それほどの混雑もなくゆっくり見ることができました。
休憩の間に本堂の正面に来て、次の開始を待ちます。
スモークが流れレーザー光が走る中、光り輝く本堂に雲に乗った仏や鶴などの姿が色鮮やかに照らし出され、石畳にも様々な模様が浮かび上がります。
光の演出と共に、BGMにはベートーベンの「第九」や「般若心経」が響き渡り、「パリピ」と表現されたことにも納得の内容でした。
こうしたイベントの様子は、写真だけではなかなか伝わらないかと思います。
きっと、ネット上には動画もたくさんアップされていると思うので、関心のある方はそちらをご覧ください。
本堂内部
本堂の内部でも、プロジェクションマッピングが行われていました。
大勧進と山門
本堂を出て、「山門」を通って参道を下っていきます。
「大勧進」の池にもイルミネーションがあるようなので行ってみます。
池の上には、折り紙で作ったような色とりどりの紙飛行機が飛び交い、水面には青い光の玉が浮かんでいました。
おわりに
帰りに「表参道」を通ってみました。
平日だったこともあり人出は少なかったですが、長野駅から続く参道沿いには、イルミネーションが美しく輝いていました。
善光寺は普段から開放的でウェルカムな感じのお寺ですが、国宝の本堂が美しく演出されるこうしたイベントは他にはあまりないものなので、終わってしまうのは残念です。
またいつか、このような試みが行われることを楽しみに待ちたいと思います。