新潟県魚沼地方はお米で有名ですが、「へぎそば」という特徴のある美味しい蕎麦もあります。
今回はその「へぎそば」が食べられる老舗を訪ねながら、合わせて新潟県十日町市にある「美人林」「星峠の棚田」を巡ってみました。
へぎそばとは?

新潟県十日町市周辺には、「へぎそば」と言われる独特のお蕎麦があります。
「へぎそば」は、つなぎに布海苔(ふのり)を使っているため、ツルツルとしたコシのある食感のよい蕎麦です。
盛り方も戸隠蕎麦の「ボッチ盛り」に似た、一口分ずつを分けて置いていく独特の盛り方(手ぐりと言うらしい)で、一人前でもしっかりと量がある店が多いです。
また薬味には「わさび」ではなく、「からし」が出てきます。
この地域にはこうした「へぎそば」を出す蕎麦屋がたくさんありますが、今回は一帯にいくつかの店舗を出している有名店「小嶋屋」の「総本店」まで足を延ばしてみました。
小嶋屋総本店



今回訪れたのは、新潟県内にいくつかの店舗を展開する「小嶋屋」の総本店。十日町市にあります。
老舗の「総本店」なので、街中の中心部にあるのかと思いきや、周囲を田園に囲まれた郊外の幹線道路沿いにありました。広い駐車場があり、建物も新しく、この場所に新たに移転したものだと思われました。
駐車場には大きな水車があり、これが目印になって場所はすぐにわかります。

入口には、新型コロナ対策の注意書きがあり、消毒用のアルコールが用意されていました。

店内はファミレスにもありそうな今風のおしゃれな造りで、どんな客層の人でも入りやすい感じです。インテリアとして、カウンターや座席の周辺には様々な器が展示されていました。

メインの「へぎそば」は細かく量が選べるシステムなので、お腹のすき具合にあわせて注文できますが、今回は「秋の味覚祭り」のメニューから「天へぎ」を注文しました。

注文が済むと、そば茶とともに、すり鉢、ネギ、からしが出されます。
すり鉢は卓上にある「ごま」を擦るためのもので、「ネギ」は小さな桶にたっぷりと入っています。そしてわさびではなく「からし」が付きます。


お昼時をかなり過ぎており、店内は席に余裕のある状態だったので、料理もさほど待つことなく提供されました。
「へぎそば」はつるつるしたコシのある食感がよく、すぐに完食してしまいました。
「天へぎ」は蕎麦の「手ぐり」の数が10でしたが、まだ食べられそうなので、追加で「お替わりせいろ」を注文しました。こちらは手ぐりが5つで何と100円です。(期間限定)



十分な量の蕎麦をいただき、お腹も満足でした。店を出ると駐車場の車はほとんどいなくなっていました。

こちらは通し営業(11:00~21:00)なので、あえてお昼時を避けて訪問しましたが正解でした。おかげで混雑もなく、ゆっくりと落ち着いた食事ができました。
美人林


食事の後は、十日町市松之山にある「美人林」という名の美しい林を見に行きます。


山の中の道ですが、要所に掲示板が出ていて、しっかり案内がされています。


駐車場は30台ほどで、周辺にはトイレや売店などがあります。

駐車場から林に入ると、周囲には美しいブナの林が広がります。

遊歩道を数分歩くと、「美人林」の標柱のある広場に出ます。周囲の林の中は自由に歩くことができます。

とりあえず遊歩道に沿って進んでみました。ゆるい坂を登っていくと、5分ほどで美人林はここまでという掲示があり、林の上端に到着。それほど広い林ではないようです。
帰りは林の中を下っていきます。途中に小さな池もありました。




林の木々はまだ緑ですが、足元の地面は落ち葉に埋め尽くされています。
秋の木漏れ日を浴びながら美しい林を散策していると、心静かな時間がゆっくりと流れていくようです。
夕刻が近づいていることもあり、人影は少なめでした。ちなみに滞在中の訪問者はすべてカップルでした。
星峠の棚田

続いて「星峠の棚田」を目指します。こちらも各所に案内が出ていますが、ちょっとわかりづらいのでナビが頼りです。




星峠の周辺には、展望台や駐車場がいくつか設置されています。
ここは有名な撮影スポットで、夕方で人は少なかったですが、一眼レフカメラを持った訪問者がしっかりいました。

秋の棚田には水が張られた田もありましたが、少し物足りない景色に感じました。やはりここは、春の田植えを控えた時期に訪れたいものです。

「星峠」は十日町と上越のちょうど真ん中あたりなので、帰りは十日町ではなく上越方面に下りました。
夕刻の迫る高田平野では、妙高山や火打山などの頸城の山々が美しいシルエットを見せていました。

