長野県松本市にある「弘法山古墳」は、東日本最古級の前方後方墳とされ、桜の名所としても有名です。
春になると、古墳のある山全体が桜色に覆われ、古墳の上からは雪を戴く北アルプスの山々を見渡すことができます。
今回は、桜満開の「弘法山古墳」の様子と、あわせて車で訪れる場合の駐車場情報をお知らせします。
アクセス
弘法山古墳は、松本盆地の東側、緩やかにのびた中山丘陵の北端の丘の上にあります。
ここは松本の街をはじめ、遠くアルプスの山並みまで広く見渡すことができる絶景のビューポイントです。
高速道路からのルートは、長野自動車道の「松本IC」を下りて国道158号線に入り、「渚一丁目」の信号を右折して国道19号線を南下し、「高宮」の交差点を左折して真っ直ぐ進んで行きます。
そして目の前にあらわれた山の上に、弘法山古墳があります。桜の季節になると、山全体がピンクになるのですぐわかります。
ICからの距離は6kmほどですが、信号待ちなどで意外と時間がかかります。
東日本最古級の前方後方墳

弘法山古墳は、古墳時代の早い時期に築造された、東日本では最古級の「前方後方墳」とされています。
全長が66mあり、規模といい立地といい、被葬者はこの地域の王であっただろうと思わせる大きな古墳です。
余談ですが、この古墳のある松本盆地には、大和政権との関係が深いとされる「前方後円墳」が一基もないとされています。
全国に広く分布する「前方後円墳」が、この広大な盆地に一つもないというのは何とも不思議な話ですが、今後研究が進めば、新たな発見があるかもしれません。
桜の名所 弘法山古墳へ

駐車場
この古墳(国史跡)は周辺が公園として整備されており、古墳のある丘の南側に駐車場とトイレが設置されています。
古墳へ登る道もきれいに整備されており、市民の憩いの場所といった感じです。



駐車している車のナンバーは、西日本などのかなり遠方のものも多く、有名な桜スポットであることを改めて感じました。
駐車台数は20台ほどで、桜の季節の休日にはとても足りないと思われます。
今回訪れたのは平日でしたが、桜の季節には休日規制があり、こちらは土日は駐車できないとのことです。(規制の詳細は記事の最後にあります)


丘の東側に回ると、川沿いの空き地にたくさんの車が駐車していました。
しかし、こちらは正式な駐車場ではないようです。
休日だとどうなのかわかりませんが、特に警備の方などもおらず、たくさんの方がここにも駐車して古墳を見学していました。

また古墳の近くにはたくさんの飲食店やスーパー、量販店などがあり、5分も歩けば弘法山の麓に着いてしまうので、こちらでの買い物がてら訪れている人もいるようです。
墳丘への道
古墳へ登る道は2つあります。

一つは駐車場から真っ直ぐに墳丘へ登っていく道、もう一つは東側の川沿いから斜めに山を登っていく道です。
どちらも桜の木々の中を歩く、とても気持ちのよい道です。
今回は、東側から登ってみます。
東側からの遊歩道


丘の上に向かって、階段状の遊歩道が整備されています。


あたり一面、満開の桜の林の中を登っていきます。

あずまや方面への分岐を過ぎ、古墳方向に向かって桜の咲く斜面を斜めに進みます。

桜並木が途切れると、木々の間から墳丘が見えてきました。



墳丘の向こう側も一面の桜です。


古墳の「後方部」に到着しました。ここが古墳で最も高い場所です。
後方部の中央に、丸い石を敷き詰めた「石室」がありました。周囲はまさに「王の墓」といったロケーションです。


弘法山古墳は以前の調査からおよそ半世紀が過ぎ、今後また調査が始まるようです。
どんな事実が明らかになるのでしょうか。
墳丘はアルプスの展望台

墳丘では人々が思い思いに景色を楽しみ、写真を撮っています。

一段下がった「前方部」へ行ってみます。

満開の桜の向こうに、北アルプスの峰々が美しく聳えています。


南側からの遊歩道

帰路は、南側から真っ直ぐにのびる遊歩道を下っていきます。





なだらかな坂に沿って、桜並木が続いています。

道の途中に、休憩できる「あずまや」がありました。


階段のある坂を下ると「弘法山古墳公園」の石碑があり、ここから東側の登り口に行くこともできます。

南側からの登り始めはこんな感じです。

桜の季節の駐車場情報

駐車場の閉鎖について
弘法山の桜開花期間中は、交通渋滞緩和のため、弘法山古墳駐車場は下記のように閉鎖され、道も一方通行になるようです。期間中は、こちらの駐車場は利用できません。
規制の期間
4月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)、17日(土)、18日(日)、24日(土)、25日(日)
いずれも午前10時から午後4時まで
※開花状況により規制期間の若干の変更があります。(2021年の予定です)
規制の内容
〇弘法山古墳駐車場の閉鎖
〇一方通行規制
起点:市営並柳霊園あずまや(弘法山古墳駐車場西側)
終点:下和泉交差点
早朝と夕方以降は規制の時間外ということですが、混雑は必至と思われます。
※規制の詳細は、松本市ホームページで確認してください。
おわりに

弘法山は、遠くから見ると本当に山全体がピンクに染まっていて壮観です。はるばる遠方からやって来る人がいるのも納得の見事な桜でした。
今後、再び古墳の調査が行われ、公園の整備が進められるようですので、またいつか訪れてみたいと思います。

