【絶景秘境温泉】本当の秘湯 北アルプス山岳温泉3選

【秘境温泉】絶景に出会える本当の秘境温泉3選

様々なメディアで「秘湯」に関する情報が紹介されるようになり、以前に比べ多くの人が訪れるようなっているようです。

今回は、本当に秘境と言うべき場所にあり、なおかつその景観が絶景である温泉を3つ選んでみました。

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秘境&絶景で選ぶなら

出典:大町市観光協会

最近はテレビでも秘境の温泉を訪れる企画が多く見られますが、やはりロケの関係でしょうか、秘境と言いながらも比較的行きやすい所が紹介されているように思います。

八ヶ岳山麓の「本沢温泉」は、標高が日本一高い露天風呂ということでたびたび紹介されていますが、アプローチの林道を車が入れる最も奥まで行けば、1~2時間程度の歩行で行くことができます。

また秋山郷の「切明温泉」も、河原に自分で掘る温泉が有名でよくテレビに出てきますが、こちらは車道からすぐのところにあり、ロケ地として行きやすい場所にあります。

これらの温泉も標高や秘境感は申し分ないのですが、周囲の景観的には見所が少なく感じられるのが少し残念です。

今回取り上げたのは、テレビなどでは紹介されにくい本当の山奥にあり、景観で言ったら間違いなく絶景といえる場所にある秘境温泉です。

行くのは簡単ではなく、本格的な登山をする必要がありますが、機会があればぜひ訪れてみたい独特の雰囲気をもった温泉たちです。

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高天原温泉

高天原山荘(出典:高天原山荘HP)

日本でたどり着くのに最も時間がかかる温泉だと思います。

「高天原温泉」は、北アルプスの最深部、黒部川源流の雲ノ平から北へ下ったところにある高天原にある露天温泉です。

北アルプスは山脈の中に火山があり、南アルプスや中央アルプスと違って山の中に温泉が湧き出す場所があるため、縦走の途中で温泉を楽しむことができます。

高天原温泉を訪れる場合、富山県有峰から太郎平小屋を経て行くのが最短のルートになりますが、日帰りは不可能なので、どこかで宿泊する必要があります。

秘湯ブームになる前から登山者たちに親しまれてきた温泉ですが、本当の秘境温泉は、やはりこうした深い山の中にあるイメージです。

出典:高天原山荘HP

テント泊の場合、最も近いサイトは「雲ノ平」ですが、高天原山荘までは2時間ほどの下りになります。

温泉は「高天原山荘」からさらに10分ほど下った、水晶岳から流れ出る「温泉沢」のほとりにあります。

設備は簡素で湯船もそれほど大きくはありません。谷間なので眺望が開けているわけではありませんが、アルプスの山中で峰々を見ながら浸かる温泉は格別です。ここへたどり着くまでの疲れも、一気に吹き飛ぶでしょう。

出典:高天原山荘HP

雲ノ平周辺は登山道も明るく開放的で、周囲の景色も本当に素晴らしい場所です。ここに滞在して温泉に入りに行くというのは最高の贅沢かもしれません。

いつかの夏、縦走の途中で雲ノ平にテントを張り、往復数時間をかけて高天原まで温泉に入りに行きました。

秘湯を堪能し、山旅の汗を流してさっぱりしたのですが、帰路の登り道を歩いたら、テントに帰り着く頃には再び汗まみれになっていた、というのも懐かしい思い出です。

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白馬鑓温泉

山岳温泉というロケーションで言うなら、ここが秘境露天風呂のベストかも知れません。

白馬鑓ヶ岳の中腹に湧き出すこの温泉は、湯船が開放的なテラスになっていて、正真正銘の山の上の露天温泉です。

山麓の「猿倉荘」からは4時間程度の登り、最も近いテントサイトはアルプス主稜線の「天狗山荘」ですが、2時間程度の下りになります。

ここは、健脚の方なら日帰りも十分可能で、私も温泉に入るだけのために日帰りで行きました。

しかし残念なことに、2021年現在、白馬鑓温泉小屋は休業中で、猿倉からの登山道も通行止めになっています。

以下は白馬村ホームページからの引用です。

白馬鑓温泉ルート登山道通行止めについて

令和3年度の白馬鑓温泉ルート登山道は、(猿倉~白馬鑓温泉小屋~稜線分岐)は、通行止めとなります。

また、白馬鑓温泉小屋も営業を中止しております。

十分な登山道整備がされておらず、通行・遭難のリスクが増している為、白馬鑓温泉ルートの通行はしないでください。

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湯俣温泉

出典:大町市観光協会

高瀬川の上流にある「湯俣温泉」は、3つの中では最も行きやすい温泉ですが、それでも片道3時間程度の歩行が必要です。

しかし、高瀬川に沿った傾斜の緩やかな道なので、比較的負担は少ないと思います。

一般車両が入れるのは七倉ダムの近くにある「七倉山荘」までで、ここに広い駐車場(無料)があります。ここからさらに上流にある「高瀬ダム」までは、タクシーで行くことができます。

高瀬ダムは黒部ダムに次ぐ日本第2の高さを誇るロックフィルダムで、車道はその壁面を折り返しながら登っていきます。

出典:大町市観光協会

高瀬ダムからはダム湖に沿って管理用の隧道などを歩き、その先は高瀬川上流に向かって2~3時間ほど歩きます。

湯俣温泉には以前は複数の温泉宿がありましたが、水害の被害などもあり、現在営業しているのは「晴嵐荘」一軒だけです。

かつて数々の物語の舞台となった槍ヶ岳の「北鎌尾根」は、湯俣のさらに上流にありますが、今は東鎌尾根経由で取り付くことがほとんどで、伊藤新道も廃道になった今の湯俣には登山者の姿は少ないようです。

出典:大町市観光協会

晴嵐荘から湯俣川を10分ほど遡ると、噴湯丘と球状石灰石という天然記念物があります。温泉沈殿物が堆積し、盛り上がってできたなかなか珍しいものです。

また、湯俣周辺には河原に温泉が湧く場所があるので、自分で掘って入ることができますが、晴嵐荘から上は道の整備が十分ではないので、移動には注意してください。