【バイクから四輪へ】林道も走りたい人のSUV四輪車選び3選

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【バイクから四輪へ】林道も走りたい人のSUV四輪車選び3選

林道ツーリングに出かけるなら二輪車が一番ですが、年齢を重ねると排気量の小さいオフロードバイクで目的地まで長距離移動をするのが大変になってきます。

そしてアウトドアも彼女や奥さんと出かけるなんてことになると、バイクより車の方が何かとよい場面が増えてきます。

そうしてSUV車へ移行する人も多いと思うのですが、現在の日本のSUV車の状況を見てみると、車高が低いなと思うスマートな車ばかりになっています。

現行の車種で、ある程度車高があり、荒れた林道でも走れそうな車は多くはないように感じています。

そこで今回は、自分の経験も踏まえてSUV車選びについて考えてみたいと思います。

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一台だけの自家用車として購入するなら

それなりに余裕のある生活をしている人でないと、普段使用する車とは別に遊び用の車を持つことは簡単ではありません。若い人はもちろん、子育て中の人にとってもなかなか贅沢なことです。

しかし所有できるのが1台だけとなると、日常生活から趣味まで幅広くカバーしてくれる選択をしなくてはなりません。

そして、家庭をもつ人はどうしてもファミリー優先の車選びになりますし、改造の入ったオフロード車では毎日の通勤に使うには抵抗があります。

こうした様々なニーズをこなしながら、かつアウトドアに対応でき悪路も走破する車選びとなると、候補は限られるように思います・・・。

車高のある街乗り兼用車なら

上記の条件を考え合わせると、現行車種で見た場合、自分的には「ランドクルーザープラド」一択のように思います。

現行ではハイラックスはピックアップしかなく趣味の車ですし、パジェロもすでに過去の車に。FJクルーザーは癖のあるデザインで好みが分かれます。

無難に街乗りし、家族での移動も違和感なく、それなりに悪路も走ってくれる車となると、現行車種ではプラドというのが唯一の選択肢のように感じます。

廃番車を探すという選択も

しかし、ご存じの通りプラドはけっこう高級車です。悪路も走る車であると想定すると、新車は価格的にちょっとためらう人も少なくないと思います。

そこで「中古車」という選択も出てきますが、SUVは元々頑丈ですので、足回りの手入れがしっかりしてあれば悪くない選択です。

中古車はどれもそうですが、特にSUVの場合は、走行距離よりも車の状態を見極めて購入することが重要です。見た目で判断せず、必ずしっかりと試乗することをおすすめします。

中古車の中で狙い目となるのが、廃番になったかつての人気車たちです。

昨今のSUV車の流れの中で、オフロードも想定した厳ついタイプの車種の多くが廃番になりましたが、そうした車たちは今も街中でよく見かけますし、中古車市場では高い人気を維持しています。

それぞれのデザインには好みがありますが、総合的に考えて、自分的には「ハイラックスサーフ」がおすすめです。

人気車だったので数もそれなりにありますし、廃番になってから時間がたち、価格的にも2桁万円代の車もたくさん出回っています。3桁になれば状態のよいものがたくさんあります。若者でも購入しやすい価格とデザインです。

車両自体はその時代のプラドとほぼ同じ作りですが、街乗りにも違和感のないデザインで、かつてはちょっとやんちゃな皆さんにも人気がありました。今でも若者や女性にも愛好者が少なくない車です。

乗り心地が今どきのSUVよりゆったりしていて、ゆとりがあるのもよい感じです。

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コンパクトサイズのSUVなら

プラドもハイラックスもそれなりに大きい車です。ファミリーでなければそれほど大きな車はいらないでしょうし、本格的に林道などを走るなら、むしろもう少しコンパクトなボディの方がよいという選択をする人も多いでしょう。

しかしコンパクトカーにおいても本格的なクロカン仕様の車はほとんど生産されておらず、現状では「ジムニー&シエラ」の独壇場です。

その人気は絶大で、最近は多少落ち着いてきたようですが、いまだにかなりの納車待ちを覚悟しなくてはならないようです。

ジムニーは3年前のモデルチェンジで角張ったデザインに戻り、丸みを帯びた前モデルとはボディデザインがかなり違うので、中古車を探すとなると好みが分かれるところです。

ジムニーか、シエラか

660ccの軽自動車ジムニーと1500ccのシエラ。基本的なボディは同じで、大きく違うのはエンジンと車幅だけのこの二つのどちらを選ぶか。多くの人が悩むところです。

現行のジムニー&シエラは、どちらかというと「シエラ」に人気があるように思います。

価格も燃費もそれほど大きな差がないため、決め手は維持費とボディデザインになるのでしょうが、シエラの方がかっこいいという意見が多いようです。タイヤを覆うフェンダーの有無と車幅の違いでだいぶ印象が変わります。

もちろん軽のジムニーならではの魅力を重視している人も少なくなく、実際オフロードで走るならジムニーの方が有利な点も多いです。

一方で、街乗りをメインとするなら、AT車ではターボ車のジムニーよりシエラの方が燃費がよく、ギア比も街乗りではシエラの方が適している感じです。

どちらを選ぶかは、好みと使用目的によります。

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オールラウンドに使える選択

さて最後に、「街で乗ることがほとんど。家族を乗せ、通勤や買い物にも使うけれど、たまに自然の中に出かけてアウトドアを楽しむ・・・」といった人へおすすめするなら・・・「RAV4」です。

先日放送の「ヒロシのぼっちキャンプ」でも、故障したジムニーの代わりにロケでRAV4が使われていました。アウトドアでの使用となると、やはりこの車が一番手なのかも知れません。

車の作りはハリアーとほとんど変わりませんが、ボディのデザインが違っていて、アウトドアにはRAV4の方がマッチするかなという感じです。

ハッチバックを開け後部座席を倒すと大量の荷物を積載できますし、この荷台は180cmほどの長さが確保できるので車中泊をするにもほぼ問題のない広さです。

同様の車種では日産のXトレイルやスバルの車たちも定評がありますが、走行性能だけでなくデザインや作りを含めて最も人気があるというのは頷けます。

現在SUV車の中で最も売れているのは「ライズ」ですが、こちらは少しコンパクトなボディで価格はお手頃ですが、ちょっと手狭でファミリーカーとしてもアウトドアでの使用に関しても物足りない感じがします。

SUV人気の中で売れる車だと思いますが、満足度は今ひとつかなというのが正直なところです。

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ライフスタイルは変わっていく

いろいろと私見を述べてきましたが、長い人生、一台の車に乗り続けることはできないでしょう。車は人生の中で乗り継いでいくものだと思います。

一台の車に愛着を持って長く乗るのは望むところですが、時々の生活に適した車を選択せざるを得ない場合も多々あります。

そんな時も、野山を自由に走ることのできる車を持っていることが、自分の人生を豊かにする要素の一つかもしれない。コロナ禍のこんな時代だからこそ、そう思うこともあります。

人生の各ステージにおいて、アウトドアの相棒としての車はこれからも変わっていくことでしょう。