♪富士は日本一の山~♪ 小学校の音楽の教科書に載っている「ふじの山」は、誰もが知っている歌ですが、富士山は単に日本の最高峰というだけでなく、まさにこの国を象徴する存在です。
全国どこへ行っても「○○富士」という山があり、富士山のあのフォルムは、日本人の感性から切り離せないものになっているのでは、とすら感じます。
今回は、初夏の富士山の様子とともに、あまり富士山を見たことがないという方への定番スポットの紹介です。
残雪の富士山へ

日本といえばで思い浮かぶものランキング 第1位
富士山は『日本といえばで思い浮かぶものランキング第1位』だそうです。
たしかに、日本を紹介する時に必ず出てくる、我が国を代表するシンボルだと思います。
私も、山に登ると、だいたいいつも「富士山は見えるかな」と探してしまいます。
首都圏から近く、手軽に訪れることができる人気の観光地ですが、その高さと広大な裾野を広げる姿は、他では見ることができない独特のものです。
富士山のようなコニーデ型の火山は世界にたくさんありますが、その美しさにおいても比類なき山と言えるように思います。
残雪が美しい季節
春は、山頂から筋を引くように残る残雪が美しく、富士山見物にはよい季節です。
残雪もあとわずかとなった5月、富士山の絶景を求めてドライブに出かけてみました。
そのまま富士山を一周してしまいましたが、おかげで各方面からの「これぞ富士」という景色を、たくさん眺めることができました。
コロナ禍の今は外国からの観光客がいないので、富士山周辺の観光地もかつてに比べて静かで、落ち着いた雰囲気だと感じます。


箱根
芦ノ湖スカイライン
富士山の雄大さを実感するのに、「箱根」周辺はよい展望台です。


箱根山の西側の外輪山の上を走る「箱根スカイライン」「芦ノ湖スカイライン」からは、ひときわ高く聳えながら、相模湾まで大きく裾野を広げている富士山の全体像を見ることができます。

スカイラインは樹林の中を走る部分が多いですが、ところどころにある展望台から、富士山や駿河湾を見渡すことができます。
芦ノ湖スカイラインの「三国峠」は、広い駐車場がある絶景スポットで、この日もたくさんの車やバイクが訪れていました。

富士山とは反対の東側には、ところどころで「芦ノ湖」や箱根の山々が見えます。


「三国峠」から南へ走り「杓子峠」を過ぎると、レストハウス「レイクビュー」の看板が見えてきます。
ここの駐車場に車を駐めて、山道を5分ほど登ると「山伏峠展望台」があります。


展望台まで上がると富士山が見え、途中の遊歩道からは、南の相模湾や東側の芦ノ湖が見渡せます。


なお、箱根から富士山を見るなら、太陽の光がよく当たる午前中がよい時間帯です。
箱根関所

芦ノ湖スカイラインが終わり、芦ノ湖方面に下ると、すぐに「道の駅箱根峠」があります。
道の駅の裏側が展望台になっていて、芦ノ湖の向こうに、箱根の山々がよく見えます。


「箱根山」というのは一つの山ではなく、このカルデラ内の山々の総称で、周辺には有名な観光地が多数あるところです。

芦ノ湖の南岸周辺は、古くからの街道が通っていた場所で、現在も国道1号線が通っています。
有名な「箱根関所」もここにありました。箱根駅伝のテレビ中継でよく見る、往路ゴールのすぐ近くです。
関所の周辺は、休日でしたがあまり混雑はなかったので、立ち寄ってみました。




この辺りからも富士山を見ることができて、芦ノ湖を取り巻く山々の向こうに、少しだけ頭を覗かせています。
朝霧高原

「富士山スカイライン」を登ってみようかとも思いましたが、カーナビは渋滞を示していたので、近づかずに富士山の南側を走り、「白糸ノ滝」までやってきました。
午後になり、西側から見る富士山が美しい時間帯です。


富士山の周辺には、伏流水が湧き出す場所が多数ありますが、こちらも知名度は抜群の名所です。
滝は幾筋もの流れになって、周囲を取り巻くように流れ落ちています。

朝霧高原を北へ向かって走ると、ところどころに広々とした牧草地が広がっていて、富士山がよく見えます。

西に傾いた日を浴びる富士山の上部は、ほんのりと赤みを帯びています。
残雪は残りわずかですが、葛飾北斎が描いた「赤富士」の残雪も、この時期の様子に近い感じがします。

精進湖

さらに巡って、「精進湖」までやってきました。
湖畔には、キャンプをしたり、富士山の写真を撮りにやってきた皆さんがたくさんいましたが、どこかのんびりとした雰囲気が漂っていました。

夕暮れ時を迎えた富士山は、静かにその姿を湖面に映し出していました。
今回も、美しい富士山の姿にたくさん出会えました。やっぱり「富士は日本一の山」だなと思います。

