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【光城山】桜の登山道 アルプス展望と駐車場情報

光城山

登山道の桜並木が、麓から山頂まで続く「光城山」。

いつか桜の季節に登ってみたいと思っていました。

今回は、桜の下を歩いてアルプスの展望台へ登る、安曇野の光城山の様子を紹介します。

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安曇野の東側

安曇野に来ると、どうしても西に聳える北アルプスに目が行ってしまうのですが、かつて春に訪れた時に、安曇野の東側の山に「ピンクのライン」があるのが気になりました。

以前の「安曇野ツーリング」の記事でも書いたのですが、それは「光城山」という山で、登山道の周りには麓から山頂まで桜の木が植えられていて、それが一斉に咲いて一筋の線になっていたことを知りました。

そんな光城山へ、いつか桜の季節に登ってみたいと思っていたのですが、ようやくその機会がやってきました。

光城山

光城山の標高は912m。麓の標高がおよそ560mなので、山としての高度差は350mほどで、もともと標高が高くアルプスが聳える安曇野では、丘のように見えるなだらかな里山です。

まずは麓から様子を見ると、ピンクのラインはまだ薄く途中までで、山頂付近はあまり咲いていないようです。桜のピークはもう少し先という感じでした。

とりあえず登山の前にちょっと寄り道をして「道の駅いくさかの郷」へ行き、ブランチで「灰焼きおやき」をいただいてきました。こちらは、登山口から車で20分ほどの距離です。

道の駅いくさかの郷
ミックス(320円)

相変わらずの、圧巻のビジュアルです。中には野菜がぎっしり詰まっていました。

なす(320円) 割れ目には灰が入っていました

となりの八幡屋磯五郎の七味缶は、高さ6,5㎝です。

国土地理院地理院地図より引用 地理院タイルに赤線等追記して掲載
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桜咲く登山道へ

登山口駐車場

光城山の登山口には、整備された駐車場があります。

国道19号線から「田沢北」の信号で県道57号線に入り、鉄道の線路をくぐったところにある案内板に従って左折し、住宅街の中を走っていきます。右側に「光城山登山道入口」の看板が立っていて、この奥に駐車場があります。

駐車場は桜の季節には大変混み合い、この日もここには駐車することができなかったのですが、幸い100mほど先にある臨時駐車場に空きがあり、こちらに駐めることができました。

臨時駐車場
登山口へ続く道

登山口周辺には、沿道の空き地にも車がぎっしり並んでいました。

登山口駐車場
トイレ

近年、山岳雑誌等でも取り上げられて、ここもけっこう有名になっているようで、駐車場には全国各地のナンバーが見られました。

光城山登山口(さくら坂コース) 看板は「倒木の恐れあり」の注意喚起

周辺の山々を巡るトレッキングコースも整備されていて、登山口にはまだ新しいしっかりとした標識が立っていました。

この標識には、麓から山頂までのコースタイムは「60分」と書かれていますが、山歩きに慣れた方ならそこまではかからないように思います。実際私も写真を撮りながらでしたが、40分ほどで山頂に着きました。

麓の駐車場周辺の桜はピークを過ぎたようで、風があったため「桜吹雪」状態でしたが、山頂周辺はまだ咲き始めだったので、山頂と麓では満開の時期にはけっこう時間差があるようです。

さくら坂コース

それでは桜トレッキングのスタートです。

駐車している車の向こうに、安曇野の景色が見えてきました。

この登山道はあまり花は多くはないようで、足元より上を観ながら歩く道といった感じです。

登山道の頭上には、ところどころ電球が見られたので、夜のライトアップもしているようです。

よく整備された道を進んでいきます。

さくら池への分岐

桜に覆われた登山道を登っていくと、木々の間から残雪のアルプスが見えてきます。春ならではの光景です。

下の方の桜は、かなり開花が進んでいて、満開までもう少しという感じでした。

春の日差しの中、桜の下をのんびりと登っていきました。

途中には、休憩のベンチも何ヶ所かありました。

しかし、こちらのベンチの近くには「マムシ注意」の掲示が貼ってありました。

これを見てしまうと、ここで休憩しようとは思えないような・・・。

分岐にはコース名が書かれているのですが、こちらの登山道には案内図のような掲示物はまったくなく、どのコースがどのように通っているのか、よくわかりませんでした。

桜の季節であれば、桜の咲いている道を行けば、迷うことなく山頂へ行けます。

中間地点の看板

地元の方々の手によるものなのでしょうか、沿道には植樹したばかりと思われる桜も見られ、桜並木を維持・管理している様子が伺われます。さらなる桜の名所になってもらいたいものだと思います。

山頂が近づくと、次第に傾斜が緩やかになってきます。

最後の坂を上ると、山頂の広場に到着します。

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光城山

山頂にも一面に桜の林が広がっていて、山を眺めたりお昼を食べたり、様々に寛ぐ人々でけっこう賑わっていました。

このあたりの桜は咲き始めたばかりで、お花見の時期はまだ先のようでした。

休憩小屋
山の案内板

さらに進むともう一段高い広場があり、こちらが山頂になります。

山頂の広場はかつての山城の跡で、現在はここに古峯神社が祀られています。

昼を過ぎ、アルプスの展望は少し霞んでしまいましたが、桜を見ながらのお手軽で気持ちの良いハイキングでした。

山頂から北側に向かって下っていくと車道があらわれ、その先にもう1つのピークがあり、こちらにも休憩小屋があります。

こちらはすぐ下を林道が通っているので、車で来ることも可能です。

こちらにも休憩小屋があります

このあたりは樹木が伐採されていて展望が開けているので、アルプスを見るにはこちらの方が見やすいかもしれません。

北回りコース

北回りコース下山口

帰りはここから、「北回りコース」で下ることにします。

先ほど登ってきた「さくら坂コース」を左に見ながら下っていきます。

まだ新しい道のようで、なだらかな坂道が続いていて歩きやすいです。こちらは本当に人が少なく静かな山歩きでした。

林の中に入ると、カモシカの目撃情報なども掲示されています。

旧道方面は倒木で塞がれており、新しい道に付け替えられたようでした。

中間地点まではなだらかなのですが、そこから先は急坂を折り返しながら下る道になります。

北回りコースは桜も展望もなく、下部は急なつづら折りが続くので、あまり人気がないのかもしれません。

笹藪の中を通りすぎると、さくら坂方面への分岐に出ます。

さくら坂方面分岐

分岐から配水場の前を通って下っていくと、駐車場に戻ってきます。

山頂はほとんど咲いていなかったのに、麓の桜は満開です。350mの標高差を実感します。

桜の登山道を見上げながら、花びらの舞う道を車へと戻っていきました。

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関連情報

時間的には、上り1時間、下り1時間とみておけば十分かと思います。残雪のアルプスを観ながら、ゆっくりと春の山歩きを楽しめます。

麓から山頂まで、桜の開花時期には幅があり、見頃の期間はけっこう長いので、天気の良い日をしっかり選んで出かけるのがおすすめです。

アルプスの展望を見るには午前中の方がよいのですが、駐車場は午前中の方が混みます。午後になると多少空きが出るので、混雑期には狙い目かもしれません。

トイレは登山口と山頂にありますが、自販機等はまったくありません。

また、歩くことが目的でなければ、車で山頂付近まで行くことができます。小さいですが駐車場もあり、山頂までは徒歩5分ほどです。