近年はうなぎの価格が急上昇していて、以前はもっと気楽に食べていたように思うのですが、今ではけっこうな高級料理になってしまいました。
一方で、夏になると外食チェーン店のテレビのCMには盛んに「うなぎ」が登場するようになります。
そこで今回は、チェーン店で提供されるうなぎの味はどうなのか、を確かめてみました。
うなぎの季節

江戸時代にあの平賀源内が仕掛けたキャンペーンによって、土用丑の日の「うなぎ」は、この国の夏の風物詩になりました。
土用の丑の日にうなぎ料理専門店にできている行列に並んでまで食べようという気にはならないのですが、おそらく多くの日本人が好きであろう「うなぎ」を、私も夏のシーズン中に何回かは食べています。
古くは古代ローマでも食べられていたという「うなぎ」は、日本では和食の定番として不動の人気がありますが、近年は養殖の元となるシラスウナギの収穫量が激減し、価格の高騰が続いています。
そんな中で、この季節になるとうなぎメニューのテレビCMを盛んに流しているのが、安さが魅力の外食チェーン店たちです。
外食チェーン店のうなぎ

うなぎ料理といえば蒲焼きですが、夏になるとスーパーの店頭にもたくさんのうなぎの蒲焼きが並んでいます。
しかし、こうしたうなぎにはこれまでいい思い出がなく、美味しいと思った記憶がありません。
元々、から揚げや天ぷらなども、惣菜として売られている物は本来の出来たての物とは別物だと思っているので、ほとんど買うことはないのですが、うなぎについても同様で、買ってきてまで食べようとは思わないのが正直なところです。
しかし、店舗で提供される温かいうな重やうな丼なら、チェーン店でも専門店に近いものが食べられるかもしれません。
盛んにCMを流しているし、最近の外食チェーンは研究もしっかりしているので、チェーン店のうなぎもけっこういけるのかもしれないと思い、改めて食べてみました。
和食系チェーン店と牛丼チェーン店

ところで、比較というわけではないのですが、いわゆる和食系のチェーン店と、牛丼のチェーン店の両方で食べてみました。
あちこち食べ歩くほど力を入れて確かめているわけではないので、いずれも1店を代表として選んでいます。
国産鰻のうな重

味的にはより専門店に近いのではないかと思われる「和食系のチェーン店」からは、少し価格は高めですが、気合いが入っている感じがした「大戸屋」で食べてみました。
「大戸屋」では、土用の丑の日の7月23日(土)から鹿児島県産の「国産鰻のうな重」を先着10,000食限定で販売していました。
「国産鰻のうな重」は味噌汁、漬物付きで2,280円(税込)。そして当日限定アプリクーポンを利用すると1,980円(税込)になります。
写真を見ると一尾まるごと使用したけっこう本格的なうな重のようで、国産うなぎがこの価格なら安いと思いました。
このメニューはテイクアウトができないので、初日の土用丑の日に訪店して店内でいただきました。

うなぎはやわらかく、箸で簡単に切ることができます。スプーンが付いていたのですが、やわらかいうなぎとタレのしみたご飯を一緒に食べるには、スプーンの方が食べやすく、後半はスプーンで食べました。
関西風のパリッとした食感のうなぎもおいしいのですが、関東でうなぎといえばやはりこうした「ふわっ」としたやわらかいものが主流です。
タレはやや濃いめの味で好みが分かれるかもしれませんが、うなぎの量も十分にあって、やわらかな焼き具合もちょうどよく、なかなか美味しいうな重でした。
この品質でこの価格なら、十分納得できる内容だと思います。
牛丼チェーンのうなぎ

続いて「牛丼チェーン店」ですが、こちらもいくつかある中から一つ選びます。
ネット上で検索すると、牛丼チェーン店のうなぎを食べ比べしてみた記事がいくつも出てきました。
これらを参考にしたのですが、どのチェーンにも賛否両論あるので、魚の臭みが残っているという意見があれば除外したり、おすすめする意見が多ければ候補にしたりして、最終的に「松屋」を選びました。
コロナが再び流行し始めていることもあり、こちらはテイクアウトできるので、購入してきて自宅で食べてみました。

うなぎは半尾ですが、価格は880円(税込)と、とてもお手頃です。
テイクアウトにも、漬け物と追加のタレが付いていました。ごはんは無料で大盛りにできるので、大盛りでお願いしました。
さっそく追加のタレをかけ、山椒を振りかけて食べてみました。

こちらのうなぎも、箸で簡単に切ることができ、大変やわらかい仕上がりです。タレは粘度の低いあっさりしたタイプで、自分的には好みでした。

うなぎは少なめかもしれませんが、臭みなどはなく食感もやわらかく、ちょっとうなぎを食べたい時はこれで十分ではないかと思える内容です。これが880円というのはリーズナブルだと思いました。

手軽にうなぎを味わう選択肢

2つのチェーン店のうな重、うな丼を食べてみましたが、チェーン店とはいえ味や食感は十分に納得できるレベルで、手軽にうなぎを食べたいときの選択肢になると感じました。どちらもコスパが高いと思います。
そんなわけで、今年の夏は「うなぎ」を食べる回数が増えるかもしれません。

