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【涌井せんたあ】雪の北信濃で手打ち蕎麦を味わう

涌井せんたあ

北信濃には多くの蕎麦店があるのですが、ちょっと気になる名前の蕎麦店へ行ってみました。

冬に訪れたため、期せずして雪景色の中で味わう「雪見蕎麦」になりました。

今回は、長野県中野市にある蕎麦店「涌井せんたあ」のリポートです。

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峠道の蕎麦店へ

「涌井せんたあ」は、中野市の西端、信濃町との境にある「涌井」集落にある蕎麦店です。

中野市側からは峠道を登っていく感じですが、その先の信濃町側は高原状の緩やかな坂道なので、峠という感じではありませんが、「斑尾山」の麓を走る気持ちの良いルートです。

ここは雪深い地域なので、冬に行くなら冬用タイヤは必須で、雪道ドライブに慣れていない方には、無雪期に訪れることをおすすめします。

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涌井せんたあ

ところで、店名が「センター」ではなく「せんたあ」という表記はどういう経緯なのか・・・少し気になる名前です。

店があるのはけっこう山深い場所ですが、意外とアクセスは良く、上信越道の「豊田飯山IC」から車で10分ほどです。

雪が降り始め、周囲の景色が白くなってきました。まだ道路は雪が融けていたので進みましたが、路面にも積雪があったら、おそらく引き返していたと思います。

県道96号線の坂道を山へ向かって登っていくと、道沿いに別の蕎麦店があらわれ、その前の脇道を入っていったところに隣接して「涌井せんたあ」があります。

店構えは、思っていたのとはちょっと違う現代的な建物でした。(かってに旧「はしば食堂」のような建物を想像していました)

大盛りには「かなり多めです」の注意書きあり

入り口を入ると券売機があり、こちらで購入して和室の座席へ向かいます。

「さるそば」は「並盛り(590円)」で約500gなので、普通に食べるなら並盛りで十分かと思います。「大盛り(890円)」は約900gもあるそうです。

合わせて「天ぷら 小(390円)」も購入しました。

座敷には、テーブル席が広い間隔でゆとりをもって配置されています。

座席に着くと、お店の方がお茶をもって注文を取りに来てくれます。

広い窓からは、すっかり雪景色になった外の様子がよく見えました。

つゆや薬味とともに、先に「天ぷら」が配膳されました。

天ぷら 小(390円)

天ぷら(小)は、カボチャやちくわ、たまねぎなど野菜中心の5点で、一緒に「りんご」も付いてきました。

ざるそばと天ぷら(小)(合計980円)

まもなく「ざるそば(並盛り)」も配膳され、すべてそろいました。これで千円以下というのは、かなりお得感があります。

そばは並盛りでもこの山盛りで、普通の蕎麦店の大盛り以上?の量があります。大盛りにしなくてよかったと思いました。

ざるなどはプラスチック製で飾り気はありませんが、リーズナブルにおいしい蕎麦をお腹いっぱい食べられます。

人気店とのことで、普段はかなりの待ち時間があるようなのですが、この日は雪のおかげで来客が少なく、ゆっくりと蕎麦を味わうことができました。たくさん食べたいという方に特におすすめです。

店を出る頃には雪も本降りになり、ゆっくりと坂道を下っていきました。

雪に気を取られていたこともあり、店名の由来などを聞いてみることも忘れていました。

けっこう歴史のある店のようなので、先代がつけた名前なのかも知れませんが、謎のままにしておきます。