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【鞍馬寺から貴船神社へ】紅葉を巡る秋のミニハイキングガイド

鞍馬寺から貴船神社へ

紅葉の季節の京都は、海外からの観光客も含め、たいへん大勢の人々で賑わっています。

紅葉で有名な「叡山電車鞍馬線」では、沿線の紅葉を観るための特別ダイヤで運行され、夜は紅葉のライトアップも行われています。

そんな列車に乗って、京都北山の「鞍馬寺」から「貴船神社」へ続く道を歩いてみました。

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京都北山を歩く

木の根道

温暖化のせいか今年は紅葉の進み方が遅めで、京都では11月末になってもまだ色づいた山々を観ることができました。

今回は、紅葉が有名な「叡山電車」に乗って京都北山にある「鞍馬寺」へ行き、そこから「奥の院」を経て、「貴船神社」に至る山中の道を歩いてみました。

鞍馬駅から貴船神社までの歩行はおよそ2時間という手軽なハイキングで、道は歩きやすく、特別な準備なしで歩くことができるコースです。

今年は全国的にクマの出没がかつてないペースで頻発していますが、こちらは山中の道ではありますが大変有名なルートで人通りも多く、単独での行動も心配が少ないという点もおすすめポイントかと思います。

由緒ある神社仏閣を訪ねる京都北山ハイキングの、ルートの実際の様子を紹介します。

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出町ふたば

すでに行列が・・・

「叡山電車」の出発地点は、京都市街の北部にある「出町柳駅」です。

週末の朝の出町柳駅周辺は、すでに外国人を含むたくさんの観光客で賑わっていました。

そんな中、早朝に出町柳に来ているということで、少し寄り道をして、まずは出町で有名な和菓子店「出町ふたば」へ向かいました。

出町柳駅からは、高野川、賀茂川を渡った突き当りにあり、徒歩5分ほどです。

こちらは赤えんどう豆の入った餅でこしあんを包んだ「豆餅」が有名で、これを求めて大行列ができることでも有名な店です。朝一で並べば、待ち時間も少なく購入できるかなと思い、立ち寄ることにしました。

店に着いたのは7:30。ネットの情報では開店は8:30だったので、1時間くらい待つつもりでした。

この時点で、店の前にはすでに10人以上の列ができており、相変わらずの人気ぶりが伺えます。

行列のところには店の方がいて、最後尾へ案内してくれるだけでなく、8時に店を開けること、扱っている商品はまだ5種類だけであることなどを丁寧に説明してくれました。

待つことおよそ30分、8時にシャッターがあがり販売が開始されました。

開店から15分ほどで順番が回って来て、「名代豆餅」と期間限定の「モンブラン」などを購入しました。待ち時間合計45分というのは短い方ではないかと思います。

こちらの豆餅は、豆の入った餅がまさにもちもちでしっかりとした弾力もあり、甘さ控えめの餡との相性がとてもよく、人気のわけも納得のおいしさだと思います。

予約することも可能なようなので、予定がはっきりしていれば予約すれば並ばずに購入できます。

帰るときには、すでにこの行列でした。

朝の鴨川デルタ
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叡山電車で鞍馬へ

出町柳駅

鴨川デルタを散策しながら出町柳駅に戻り、いよいよ出発です。

朝の時間帯ですが、週末だったためか、それなりに観光客が乗っていました。

沿線の紅葉が美しい
貴船口駅

「叡山電車鞍馬線」の車窓からは、間近に沿線の紅葉を観ることができます。もっとも美しいのは市原駅から二ノ瀬駅の間と言われています。

市原駅を出発してしばらく行くと、列車は紅葉の林の中を走り抜けていく感じになり、最盛期には夜はライトアップも行われている人気の観光スポットです。

ちなみに、この紅葉は列車だからこそ見られるもので、車で近くを走っても見ることはできません。

叡山電車の路線図
終点の鞍馬駅

終点の鞍馬駅には、貴船神社まで歩くであろうザックを背負った人たちもたくさんいました。

鞍馬駅
国土地理院地理院地図より引用 地理院タイルに赤線等追記して掲載
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鞍馬寺

鞍馬寺仁王門

鞍馬駅を出ると、鞍馬寺の「仁王門」までは徒歩数分です。

こちらが鞍馬寺のある山域への入り口で、この先への入場には拝観料500円が必要です。

念のため、受付の方に「クマの出没情報はありますか」と尋ねてみましたが、まったくないとのことでした。

ケーブルカー山門駅

長い階段の参道を登ると、山門のところにケーブルカーの「山門駅」があります。

ちょうど発車の時刻だったので、いろいろ考えずにケーブルカーに飛び乗りました。

鞍馬寺が運営するというこの短いケーブルカーは、延長約200m、乗車時間約2分で、20分おきに運行しています。

清少納言が枕草子に「近うて遠きもの くらまのつづらおりといふ道」と記した九十九折の参道を歩いて登ってもよかったのですが、ケーブルカーに乗れたのもよい経験ではありました。ケーブルカーの運賃は大人片道200円です。

鞍馬寺ケーブルカー多宝塔駅
多宝塔

終点の駅を出ると、「多宝塔」を中心にいくつかの建物が集まっていて、麓の様子が見下ろせる展望スポットです。

多宝塔からは、赤い灯籠の並ぶ参道を登って行きます。

途中で、九十九折の参道が合流してきます。

本殿金堂

階段の参道を登り、いくつかの建物の前を通り過ぎると、やがて「本殿金堂」の前の広場に出ます。

多宝塔駅から本殿金堂までは、15分ほどです。

広い境内からは、紅葉の木々の向こうに比叡の山々がよく見えました。

本殿金堂の左側奥に、「奥の院」への参道入口があります。

ここからは、基本的には「山道」になるわけですが、ルートの多くが石階段であり、よく整備されているので、普通のスニーカーなどでも問題なく歩けると思います。

全ルートではないですが、この山道の一部はグーグルマップのストリートビューで様子を見ることができるので、気になる方はご確認ください。

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貴船神社への道

霊宝殿(鞍馬寺

奥の院参道に入ると、すぐに「霊宝殿(鞍馬寺博物館)」があります。

こちらは、鞍馬山の自然や歴史などの紹介の他、仏像なども安置されています。(入館料:大人200円)

参道脇に建つ「冬柏亭」

霊宝殿の前には、与謝野晶子の書斎であった「冬柏亭」が移築されています。

息つぎの水

この参道には、様々な歴史上の遺構が残っていますが、幼少期を鞍馬寺で過ごした「源義経」に関わるものが多いです。

こちらの「息つぎの水」も、義経が毎夜奥の院へ修行に向かう途中、のどを潤したものだといわれています。

地蔵堂
地質の説明なども掲示されています
義経公背比べ石

しばらく坂道を登ると、登り切った所に小さな祠があらわれます。

その隣にあるのが「義経公背比べ石」で、義経が奥州へ旅立つ前に、名残を惜しんで背比べをした石だといわれています。

背比べ石の向かい側を一段上がると、そこには地上に浮き出した木の根が一面に広がる、独特の光景があらわれます。

「木の根道」といわれるこちらを通るルートも、少し回り道になりますが貴船神社へ向かうことができます。

「義経公背比べ石」のある場所は「峠」になっていて、ここで尾根を越えると、後は貴船神社までずっと下り道になります。

そのため、貴船神社から鞍馬寺へ向かうより、鞍馬寺から貴船神社へ向かう方が、体力的にはかなり楽だと思います。

僧正ガ谷不動堂

5分ほど下ると「不動堂」があらわれ、その向かいには「義経堂」も建っています。

ここは牛若丸が鞍馬天狗に出会った場所とされています。

奥にあるのが義経堂

ここまで来ると、すでに今回のルートの3分の2を歩いたことになり、鞍馬寺の「奥の院」まで行く場合は、戻るよりは貴船神社方面へ抜けたほうがずっと近道です。

車利用だと駐車場所へ戻る必要がありますが、ここは列車で訪れて、鞍馬~貴船口と回るのが効率的な歩き方だと思います。

さらに5分ほど下っていくと、「奥の院 魔王殿」が見えてきます。

奥の院 魔王殿

名前は恐ろし気ですが、山間の静かな場所で、周囲ではここを目指してやってきた多くの人たちが休憩をとっていました。外国の方々も多かったです。

奥の院からは、貴船川に向かってひたすら下っていきます。

杉林や広葉樹に囲まれた参道は急坂ですが、石や木で階段状に整備されており、手すりも付いています。

貴船神社側から登ってくる人たちも結構いました。

やがて眼下に貴船川が見えてきて、「西門」に到着します。

鞍馬寺西門

奥の院から西門までは、ゆっくり下って20分ほどです。

貴船川にかかる赤い「奥ノ院橋」を渡ると、これまでとは打って変わって、賑やかに人や車が行き交う通りに出ます。

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貴船神社

通りに出て登って行くと、すぐに貴船神社の「二の鳥居」があわられます。

灯籠が並ぶ石階段を上ったところが、「貴船神社本宮」です。

貴船神社本宮と手水舎

本宮の周りは、たくさんのお参りをする人々で賑わっていました。

こちらも外国の方が多い印象でした。

水占みくじをする人たち

境内の奥には、この先の「奥宮」へ続く参道がありますが、今回の旅はここまでです。

奥宮への参道
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貴船口駅へ

二の鳥居に戻り、通りを下っていきます。

夏は川床で賑わうであろう川沿いの道を、紅葉を観ながら下っていきました。

駐車場まで下って来て、バス停の様子を調べていたら、ちょうどバスがやってきたので、そのままバスに乗ってしまいました。

このまま歩いて下ってもいいかと思っていたのですが、車窓から見たところあまり楽しそうな道ではなかったので、バスに乗って正解だったかなと思います。

貴船口駅前までは10分ほどで、運賃は200円です。(下車時に支払い)

貴船口駅

貴船口駅ホームからの紅葉も、なかなか美しかったです。

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二ノ瀬駅

帰路の途中で、二ノ瀬駅で途中下車してみました。

向かいのホームには、ちょうど展望列車「きらら」が停車していました。

二ノ瀬駅にも、けっこうたくさんの方がやって来ていて、写真を撮っていました。

帰りは「きらら」に乗ってみました。

窓が大きく紅葉がよく見えますが、座席数が少ないので席を確保するのは大変だろうと思われました。普通の列車でも十分に紅葉を楽しむことができます。

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おわりに

今回のルートは、「鞍馬寺から貴船神社へ」向かって歩くのがおすすめです。

反対方向だと登りが多くなるので、体力に自信のない方には大変かもしれません。

紅葉を観るなら、叡山電車が夜間のライトアップをしている時期がよいと思われますが、その期間を外れても十分に紅葉を楽しむことはできました。むしろ人出が一段落してゆっくり観ることができたのかもしれません。

ハイキングとして歩く時間は2時間程度の行程なので、1日あればその他に周辺の観光もたっぷり楽しめると思います。

手軽に京都北山の雰囲気が楽しめ、クマもいない(断言はできませんが)おすすめのコースだと思います。