米どころ新潟には、うまい米を味わうのにぴったりなかつ丼があります。
カツと米のみをたっぷり味わう、シンプルにして王道のB級グルメ「タレかつ丼」です。
そのタレかつ丼の有名店を訪ねてみました。
タレカツ丼とは
新潟には「タレかつ丼」という、卵とじでもソースでもなく、タレにくぐらせたカツを載せたどんぶり料理があります。
タレかつ丼は店によって多少の違いはあるのですが、薄めの肉を使ったとんかつを、甘辛い醤油ダレにくぐらせてご飯の上に載せ、キャベツなどを添えることもなく、基本的にご飯とカツのみのどんぶりです。
とんかつは薄めですが枚数が多く、4枚5枚と載せたものが主流で、中にはさらにご飯の中にカツを埋めてあるものもあります。
「とんかつと米だけをしっかり味わう」といった料理で、まさにB級グルメの王道を行く感じです。
夕食に、そのタレかつ丼の有名店「とんかつ政ちゃん沼垂本店」を訪れました。
とんかつ政ちゃん沼垂本店
今回訪れたのは、新潟市内で数店舗を展開するタレかつ丼の有名店「とんかつ政ちゃん」の本店です。
タレかつ丼発祥の店といわれる「とんかつ太郎」も候補でしたが、その本店には駐車場がなく、車で訪れるには広い道路沿いで、店の前に駐車場もある「政ちゃん」が便利でこちらを訪ねました。
人気店ですが、夜の部の開店後まもなくだったので、まだ空いていました。
落ち着いた店内の窓際に座ると、まだ夕日が差しています。
こちらはとんかつの店なので、タレかつ以外にも様々なメニューがありますが、今回は「タレかつ丼」一択です。
標準と思われる「並かつ丼」を注文します。
「並かつ丼」はカツが4枚載ります。
茶色メインの見た目で、先ベジなどと考える人は選べないメニューかもしれませんが、カツと白飯の組み合わせは、日本人ならみんなが好きだろうと思います。
カツの断面は写真のような感じで、柔らかくサクッと食べられて丁度いい厚さです。甘めのタレが滲みたカツが美味しく、これなら何枚でも食べられてしまいます。
新潟の米はそれだけで十分においしいのですが、この米を食べるのに味の滲みたカツがよく合います。
何枚もの味の滲みたカツと美味しい米というのは、シンプルだけど最高の組み合わせかも、と思わせてくれます。